サクサク動く快適操作

第2世代「Apple TV」レビュー − iOS端末との連携が快適なハイコストパフォーマンスモデル

編集部:風間雄介

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2010年11月12日
北米ですでに発売されていた第2世代の「Apple TV」が、昨日から日本でも販売開始された。映画作品の販売/レンタルサービス開始と同時に発表されたこともあり、大きな注目を集めている。

「Apple TV」第2世代機

Apple TVは、2007年3月に初代機が発売された。本体内にストレージを備え、PC/Macのライブラリと同期することで、本体のみで動画や音楽の再生が行える製品だった。

初代機は早期にYouTubeにも対応し、また大容量モデルなどが追加されるなどしたが、価格の高さがネックになったのか、アップルのジョブズCEOが今年9月に「大ヒットとは言えない」と認めたとおり、iPodやiPhoneのようなブレイクには至らなかった。

「Apple TV」初代機

今回の第2世代Apple TVは、初代機とは異なる方向性に進んだ。まず内蔵ストレージにコンテンツを蓄積しておくという従来のスタイルをやめて、VODサービスもレンタルのみの対応とした。LAN内のコンテンツ再生についても、DLNAで言うところのプレーヤー/レンダラー機能がメインだ。1台ですべてを完結するのではなく、クラウドやPC/Mac、そしてiPhone/iPod touchやiPadといったiOS端末と連携し、その力を借りながら製品価値を高める方法を採っている。

その結果、本体サイズは第1世代の4分の1となり、接続端子も極端にシンプルになった。なおかつ価格についても8,800円と、従来製品に比べ非常に割安になった。

ジョブズ氏は9月のプレゼンで、Apple TVについて「One more hobby」と述べるなど、それほど重要視していない様子だが、Google TVなどの例を挙げるまでもなく、テレビのスマート化に対する世間の関心は日増しに高まっている。

今回、ミニマリズムを突き詰めた第2世代Apple TVの実力を自宅でチェックしてみたが、結論から先に述べると、予想以上の高い完成度に唸らされた。

当初から分かっていたとおり、機能はそれほど多いわけではないが、思った通りに操作できるキビキビした動作、iOS用アプリ「Remote」ユーザーインターフェースの完成度の高さなどにより、操作していること自体がとても気持ち良いのだ。これは家電機器として、とても貴重で、かつ重要なポイントだ。

現行の薄型テレビでも、ネット機能の操作ボタンを押すたびに数秒、ときには数十秒待たされるものも中にはあるが、Apple TVはほとんど待たされることが無いので、むしろ積極的に触っていたくなる。使っていると、数年前に購入したリビングの薄型テレビが一気に若返ったような印象さえ受けた。以降のページで、その魅力的な内容を順に紹介していこう。

手のひらサイズで重さも「iPhone 4」2台分

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