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渡辺貞夫氏も出演

ジャズによる三代の再生物語 − 財津一郎氏の好演光る映画「ふたたび」今週末公開

公開日 2010/11/08 18:08 ファイル・ウェブ編集部
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映画「ふたたび - SWING ME AGAIN -」が、今週末11月13日(土)から全国ロードショーされる。

本作は、患者が重い差別や偏見に苦しんだハンセン病とジャズをテーマに、登場人物の心の動きを丁寧に描いた作品だ。企画・監督は塩屋俊氏。

若い頃、才能あるジャズトランペッターとして活躍したが、その後ハンセン病で50年以上も隔離された主人公、青島健三郎を財津一郎氏が演じている。

ハンセン病で50年間療養所に隔離された主人公を財津一郎氏が好演(右)

かつての仲間との再会がロードムービー風に描かれている

療養所から長男の家に引き取られた健三郎だが、家族とはなじめないまま。そんなある日、健三郎は「人生でやり残したことがある。50年前のバンド仲間を探したい」と旅に出る。

この旅に、祖父が憧れのジャズバンド「COOL JAZZ QUINTETTE」のメンバーだったことを知った大学生の孫、大翔も加わる。様々なバンドメンバーと再会し、最後にかつてのメンバーが50年ぶりのライブを実現するまで様子が、ロードムービー風に綴られている。

また、神戸の有名ジャズクラブのオーナー役には、渡辺貞夫氏を配役。華麗なサックスプレイを聴かせるのも、ジャズファンにとっての大きな見どころだ。


企画・監督の塩屋俊氏(左)と財津一郎氏(右)
監督の塩屋俊氏は、「とりわけ、主人公の健三郎を財津一郎さんが引き受けてくださったのが嬉しいことでした」とコメント。「なにより軽味のある演技、存在感が素晴らしかった。財津さんの参加したことで作品は劇的に化学変化しました」とも述べている。

映画のさらなる詳細、上映する劇場の案内などは公式サイトを参照されたい。

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