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間接照明のような音楽の届け方を意識

オンキヨー、「BGM専用スピーカー」をUSENと開発。「アップテンポな曲に最適」

公開日 2019/06/04 15:52 編集部:平山洸太
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オンキヨーマーケティングは、アップテンポな楽曲を店舗で流す際に最適だというBGM専用スピーカー「SMS6.3」を6月上旬に発売する。価格は39,000円(税抜/1本)で、ブラックとホワイトの2色がラインナップされる。

「SMS6.3」(ホワイト)

「SMS6.3」(ブラック)

USENとのタッグにより企画・開発されたという、オンキヨーブランド初の店舗BGM専用スピーカー。洋楽、J-POP、EDMといったアップテンポな楽曲を、大音量で使用する店舗に最適だとしている。

開発には、店舗スピーカーとして重要な音楽ジャンル、音圧レベル、空間のサイズ、スピーカー配置施工について、共同調査・研究を実施した。店舗スピーカーでは天井や壁に取り付けるため、超重低音を大音量で流すと建材が共振してしまう。しかし低音のグルーヴ感は高揚感を高め、購買意欲を向上させるアップテンポなサウンドには不可欠という。

ウーファー+トゥイーター×2を搭載

より高揚感を生み出しやすい低音を実現するため、楽曲のキーとなる周波数を見極めてユニット選定・チューニングが実施。16cmのウーファーには、新開発「OMF(Onkyo Micro Fiber)」振動板を採用。5cmのトゥイーターは、2基搭載する。

また低音が生み出すライブ会場のような感覚や、広がりや空間を包み込む感覚も重要とのこと。照明に例えるとスポットライトではなく間接照明のような音楽の届け方を意識したという。これを目指すにあたり、店舗のコーナーにスピーカーが設置される場合が多いことに着目。2個のトゥイーターが壁面に反射するように配置された。中高域の直進性が抑えられることで、従業員への負担を低減する効果もあるという。

音の広がり方のイメージ

そのほか、ローインピーダンスとハイインピーダンスの両方に対応。設置状況や設置台数にあわせたシステムが構築できる。許容入力は100W(プログラム)/50W(ピンクノイズ)で、感度は81dB/W/m。再生周波数は40Hz - 20kHzに対応する。また外形寸法は360W×225H×265Dmmで、質量は5.7kg。入力端子はプッシュ式となっている。

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