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Life Space UXに新ラインナップ追加

ソニー、有機ガラス管を振動させる“グラスサウンドスピーカー”。Sountinaの技術を進化

公開日 2016/01/20 11:36 編集部:風間雄介
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ソニーは、空間そのものを活用して新たな体験を作り出す“Life Space UX”の新製品として、有機ガラス管を振動させて音を出す“グラスサウンドスピーカー”「LSPX-S1」を2月13日に発売する。価格はオープンだが、74,000円前後での販売が予想される。

グラスサウンドスピーカー 『LSPX-S1』

同社が2008年に発売した“Sountina”「NSA-PF1」(関連ニュース)の技術「バーティカルドライブテクノロジー」をベースに作ったスピーカー。Sountinaは105万円(税込)だったので、大幅に低価格化したことになる。

“Sountina”(サウンティーナ)「NSA-PF1」(写真)からの流れを汲みつつ小型化と手頃な価格を実現

「バーティカルドライブテクノロジー」はさらに進化させ、「アドバンスド バーティカルドライブテクノロジー」として搭載。加振器を新開発し、歪みを抑えたほか、応答性も高めた。

加振器で有機ガラスの端面を振るわせることで、ガラス全体が円筒状の音源となる。このため音は360度均一に広がり、部屋のどこからでも高音質再生が楽しめると同社では説明。「サークルサウンドステージ」と呼んでいる。

上から見たところ

このほか、中域を受け持つ50mmのウーファーは、筐体下部に、下向きに配置されている。低域については半透明エッジを採用したパッシブラジエーターを備えている。

アンプには同社独自の「S-Master」を搭載。圧縮音源を補完する「DSEE」やソニー独自のデジタル信号処理技術「ClearAudio+」も内蔵している。

入力はステレオミニジャックのほか、Bluetooth ver3.0にも対応。BluetoothはSBC、AAC、aptX、LDACに対応している。A2DP、AVRCPプロファイルに対応し、SCMS-Tのコンテンツ保護にも準拠している。

端子部

NFCにも対応し、対応デバイスとワンタッチでペアリングが可能。さらにiOS/Android向けアプリ「SongPal」を使えば、サウンド設定や楽曲再生操作、スリープタイマーなどの設定が行える。

電源はリチウムイオンバッテリーを内蔵し、約4時間の再生が可能。AC電源による駆動にももちろん対応している。

スマホアプリからだけでなく底面のボタン類でも各種操作が可能

外形寸法は約φ82mm×303mm、質量は約920g。デザインにもこだわり、ペールゴールドアルマイトを施して音のクリアさも高める高剛性アルミニウム筐体、グリップ性や手触りを考慮した人工レザーのボトムカバー、触り心地を重視したシリコンラバー製ボタンなどを採用。「多様な素材が使われる住空間に馴染み、置いた空間が映えるよう、素材やたたずまいにもこだわった」としている。

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドSONY
  • 型番LSPX-S1
  • 発売日2016年2月13日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格74,000円前後)
【SPEC】<スピーカー部>●使用ユニット:有機ガラス管型トゥイーター、50mmウーファー ●周波数帯域:60Hz〜40kHz <アンプ部>●実用最大出力:13W(ウーファーのみ) <Bluetooth>●バージョン:Ver.3.0 ●対応プロファイル:A2DP/AVRCP ●対応コーデック:aptX/SBC/AAC/LDAC <その他>●消費電力:最大 約20W(内蔵電池充電中およびイルミネーション輝度最大時)、最小 約0.4W(通常スタンバイ時) ●連続駆動時間:約4時間(Bluetooth接続時) ●外形寸法:最大 約82φ×303Hmm ●質量:約920g(充電池含む)