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「TAS-168」「TAS-268」

QNAP、Androidメディアプレーヤーになる“世界初”デュアルOS搭載NAS

公開日 2015/11/11 14:58 編集部:杉浦 みな子
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テックウインド(株)は、同社が取り扱うQNAPのNAS“QNAP TurboNAS”シリーズ新モデルとして、2基のOSを搭載しAndroid端末としても通常のNASとしても使える「TAS-168」「TAS-268」を発売開始した。

TAS-168 ¥OPEN(予想実売価格42,800円前後)
TAS-268 ¥OPEN(予想実売価格57,800円前後)

TAS-168(左)、TAS-268(右)

Android 4.4.4 OSとQNAP独自のQTS 4.2 OSを両方備えているNAS。“世界初”というコンボシステム搭載NASで、2種類のOSが相互連携しつつ同時に動作する仕組みとしている。

TAS-168は、2TBのNAS用HDD(ST2000VN000)を1基搭載するRAID非対応モデル。TAS-268は、同HDDを2基搭載するRAID1構成としている(実行容量2TB)。HDD容量以外は2機種とも同一の仕様で、CPUはARM 1.1 GHz デュアルコアプロセッサ、メモリは2GB DDR3を採用。LAN端子×1、USB3.0×1、USB2.0×4、HDMI×1を装備する。

2種類のOSを搭載することで、大容量データを保存する通常のNASとしてのほか、保存したマルチメディアファイルを再生するAndroid搭載メディアプレーヤーとしても使用可能。さらに、一般的なAndroid端末と同じくPlayストアからアプリのインストールが可能で、本機を介してゲームアプリをプレイしたり、SNSアプリやメッセンジャーアプリを利用することもできる。

NASとしての機能は、従来のQNAP NAS製品の特徴を継承。NAS用の独自OS QTS 4.2により、Windows/Macそれぞれに対応するファイル共有機能や、myQNAPcloudサービスによるリモートアクセス機能、デバイス間でデータを同期するQsync、クラウドサービスへのバックアップ機能などに対応する。

Android側からは、「QFile」「Qvideo」などのQNAP独自アプリを使うことで、ローカルアドレス宛でNASのデータ領域にアクセスできる。PCやスマートフォンからNASに保存した動画・画像などのメディアファイルを、HDMI端子から出力/再生して楽しむことが可能。本体に備えるHDMI端子は4K/2K(H.265)対応で、4Kコンテンツの出力も行える。そのほか、USBキーボード/マウスを使用しての操作も可能。

なお、本機のストレージ領域はAndroid側と共有されており、AndroidでダウンロードしたコンテンツをQTSで管理することもできる。アクセス面の性能にも配慮しており、連続読み込み速度は約100MB/sを確保した。

本機はシステムがセットアップされた状態で出荷されるため、ユーザーはHDMIディスプレイに本機を接続してAndroidの初期設定を行うだけで利用できるようになる。

対応OSは、Windows XP以降/Windows Server 2003以降/Mac OSX以降/Linux&Unix。

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  • ブランドQNAP
  • 型番TAS-268
  • 発売日2015年11月11日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格57,800円前後)
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  • 型番TAS-168
  • 発売日2015年11月11日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格42,800円前後)