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事業の選択と集中を加速

パイオニア、DJ機器事業を投資ファンドへ譲渡 ー カーエレへの集中加速

公開日 2014/09/16 15:28 ファイル・ウェブ編集部
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パイオニア(株)は、同社のDJ機器の開発・製造・販売に関する事業(DJ機器事業)を、会社分割と事業譲渡の手法を用い、投資ファンド「KKR」(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)が実質的に全株式を保有するPDJホールディングス(株)へ譲渡することを決定した。

パイオニアのDJ機器事業は、吸収分割によって、また同社以外の同社グループのDJ機器事業は事業譲渡の方法により、今後新たに設立する新会社や販売子会社に承継する。

なお、今回の譲渡に際してパイオニア(株)は、本承継会社の株式譲渡先であるPDJホールディングスの議決権比率の 14.95%に相当する株式を引き受ける。また、これに伴い、DJ機器事業はパイオニア(株)の連結対象から外れる。

今回のDJ機器事業譲渡の背景についてパイオニア(株)は、「カーエレクトロニクス事業への経営資源の集中を加速し、成長戦略を迅速かつ確実に実行するため」と説明。「今後の更なる成長の達成のために、資金リソースやノウハウを有し、事業ビジョンを共有できるパートナーを迎え入れることが最適と判断」した、と述べている。

パイオニアのDJ機器事業は、世界中のトッププロDJおよびアマチュアDJに幅広く愛用され、DJ機器市場において高い認知度とマーケットシェアを持っている。

パイオニアは9月12日に、同社のホームAV事業/電話機事業/ヘッドホン関連事業について、オンキヨー(株)と統合することで基本合意書を締結したと発表するなど、事業構造改革を加速させている。

本日パイオニア(株)は、報道機関や機関投資家・アナリスト・金融機関など向けに事業方針説明会を開催する。説明会の模様は追ってお伝えする。

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