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個別記事で拾いきれなかった注目モデルを一挙紹介

<IFA>会場の注目ヘッドホン/イヤホン総まとめ

公開日 2014/09/07 13:00 ファイル・ウェブ編集部:小澤麻実
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IFAにはヘッドホン/イヤホンメーカーも多数出展し、各社製品をアピールしている。本稿では、個別記事で拾いきれなかったが会場で注目を集めていたヘッドホン/イヤホンをまとめてご紹介しよう。

ゼンハイザー


ゼンハイザーブース
既報のとおり、同社は新イヤホン「MOMENTUM in-ear」とヘッドホンヘッドホン「URBANITE」シリーズを発表。その音をさっそく試聴することができた。山本敦氏による音質速攻レビューもこちらでお届けしている。

“MOMENTUM”シリーズ初のイヤホンとなる「MOMENTUM in-ear」は欧州で10月の発売を予定しており、価格は99ユーロ。日本では11月のリリースを予定しているという(詳細はこちら)。

MOMENTUM in-ear

既存のヘッドホン群もあわせてMOMENTUMワールドを訴求していた

ドライバーはダイナミック型を採用し、独自のトランスデューサー技術を採用。内部にカスタム加工したステンレス製のアコースティックパイプを配置する構成としており、パワフルな低域レスポンスと繊細なボーカルの表現を狙っている。周波数特性は15Hz〜22kHzで、インピーダンスは18Ω、感度は118dB。THDは0.5%以下となる。

エルゴノミクスデザインを採用したボディはポリカーボネイト素材とステンレス素材を組み合わせており、非常に軽量で、耳に自然にフィットする。

また、ブース内には「Leadership in Audio」と題したハイエンドモデル用試聴室を用意。HD800とHDVD800の組合せなどのほか、1991年に発売された伝説の超高級ヘッドホン&ヘッドホンアンプ“Orpheus”の試聴もできた。

こちらも新製品となるURBANITE(写真左)、URBANITE XL(写真右)も勿論展示。気軽に音を楽しむことができた


ハイエンドモデル用試聴室も用意

1991年に発売された伝説の超高級ヘッドホン&ヘッドホンアンプ“Orpheus”の試聴もできた。


IE800はAK240と組み合わせてデモ。

HD800とHDVD800の組合せも体験できた。
オーディオテクニカ

オーディオテクニカは、“世界初”の「DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS(デュアルフェーズ・プッシュプルドライバー)」を搭載した“CKRシリーズ”をヨーロッパ初披露。ブース壁面でも“世界初”を大きくアピールしていた。

オーディオテクニカブース。壁面を使って大きくCKRシリーズをアピール

デュアルフェーズ・プッシュプルドライバーは、ふたつのドライバーを向かい合わせに配置する「プッシュプル方式」を採用しているのが大きな特徴。プッシュプル方式は過去ピュアオーディオスピーカーに採用された例があったが、イヤホンへの採用はATH-CKR10/9が世界初となる。日本では今年4月に発売され大きな注目を集めた。


ATH-CKR9
そのメリットは「高磁束・低歪み」。2ドライバー構成のため磁束密度が高くなり、高い駆動力を獲得。2基の対向配置ドライバーはそれぞれ逆位相で駆動するので、相互変調を抑え歪みを低減することもできる。そのため、ワイドレンジで歪みの少ない、伸びやかなサウンドを実現できるという。


さっそくATH-CKR10を試聴する人や、写真を撮る人の姿も見られた
そのほか、スポーツイヤホン新シリーズ“SONIC SPORT”や、日本未発売となるUSB搭載ターンテーブル「AT-LP120USB」も出展されていた。

そのほか、スポーツイヤホン新シリーズ“SONIC SPORT”や、日本未発売となるUSB搭載ターンテーブル「AT-LP120USB」も出展されていた


Marshall

マーシャルブランドのヘッドホンやイヤホン、スピーカーを取り扱うZound Industriesからは、マーシャルの新イヤホン「MODE EQ」(100ドル)、「MODE」(70ドル)が登場していた。


Marshallのブース
「MODE EQ」はイコライザーを搭載しているのが特徴のカナル型イヤホン。ウォームな音色で低音重視型の「EQ 1」と、中高域をエンハンスし明るい音色が楽しめる「EQ 2」を用意している。9mmドライバーを搭載し、再生周波数帯域は20〜20,000Hz。インピーダンスは39Ω(1kHz時)。イヤホン部は耳にフィットする形状を研究したとのこと。またマイクも備えハンズフリー通話にも対応する。

MODE EQ

装着感を高めるデザインを採用


プラグ部も金属を使い凝ったつくり

リモコン部。2種類のイコライザーを切り換えるスイッチを備えている
「MODE」は「MODE EQ」からイコライザー機能を省いたモデル。どちらも今年クリスマス商戦期に発売する予定だという。

MODE

MODE EQとはプラグ部のつくりなどがことなる。


そのほか「STANMORE」の新色などを展示


既存の人気モデルも展示した
B&O PLAY

Bang & OlfsenはIFAには出展していないが、現地時間4日夕方に行われた「Showstoppers@IFA」に登場し、新製品を紹介した。ヘッドホン関連の話題もあったので本稿で紹介したい。

高いデザイン性と確かな技術力に定評のあるBang & Olfsenは、カジュアルライン「B&O Play」製品を中心に展示。日本でも9月11日に発売が予定されている限定カラーのヘッドホン「H6」(関連ニュース)や、スピーカー「A9」の新色が登場していた。

「H6」の限定モデルなどを展示


スピーカー「A9」の新色が登場していた
また、日本での発売は未定ではあるが、2.1chスピーカーシステム新製品「S8」(1,199ユーロ)も展示されていた。こちらは欧州向けにもうまもなく発売されるもので、アンプ内蔵サブウーファーと2chのサテライトスピーカーのセット。スピーカー部は壁掛けも可能だ。カラーはブラックのみ。テレビ等と組み合わせての使用を想定している。


2.1chスピーカーシステム新製品「S8」
サブウーファーは8インチドライバーを搭載。アンプ部は出力140W×2(サテライトスピーカー)と出力280W(サブウーファー)のクラスDアンプを搭載している。AppleTVをつなげば、AirPlay経由でiPhone内の音源等を再生して楽しむこともできる。

サテライトスピーカーは2.5インチドライバーを搭載した密閉式。各800gと軽量だ。

2.5インチドライバーを搭載した密閉式

サブウーファーは8インチドライバーを搭載


MONSTER


MONSTERは、既に発売中のモデル群を揃えてアピール。総合格闘技イベント「UFC」とのコラボモデル「OCTAGON」や、アディダスとコラボしたモデル、「DNA」や「Inspiration」などがずらりと登場していた。また、Bluetoothスピーカーの新モデル「SUPERSTAR」も展示していた。

「DNA」や「Inspiration」など既存製品をずらりと展示


NCredibleのカラバリやアディダスとコラボしたモデルをズラリと展示


Bluetoothスピーカーの新モデル「SUPERSTAR」

Jabra

jabraは、医療グレードの心拍数計を内蔵した新イヤホン「SPORT PULSE WIRELESS」を発表。欧州では来週から発売となる。価格は199ユーロ。


医療グレードの心拍数計を内蔵した新イヤホン「SPORT PULSE WIRELESS」
アプリと連携し心拍数のほか歩数、消費カロリーなども測定可能。またドルビーサウンドエンハンスメントにより広がりある優れた音を楽しむことができるという。

マイク付きリモコンも用意。本体にバッテリーも内蔵する

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