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秋以降に開始。対応テレビやSTBが登場予定

NHK技研公開(1)今年開始の“放送+ネット”融合機能「ハイブリッドキャスト」

公開日 2013/05/28 16:55 ファイル・ウェブ編集部
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将来的には、放送波で送られてくる同期信号とネットコンテンツを連動させるサービス展開も想定している。たとえばキャラクターのセリフを吹き出し状に表示し、さらに多言語対応するサービスや、番組内の楽曲にあわせて音符を表示し、複数台のタブレットやスマホを使って演奏を楽しむ機能など、多彩なサービスが利用可能となる。その後、さらに同期技術を高精度化させ、天気予報に合わせてCGキャラクターが手話で通訳を行うサービスなど、より高度な機能を提供することを計画している。

将来的には番組の進行状況に合わせてタイムリーに情報やコンテンツを表示するといった使い方が可能になる

セリフの吹き出しを画面に重ね合わせて表示することが可能だ

またNHKは、同局が推し進めている8K SHVを使って、ハイブリッドキャストを活用することも検討している。8Kの高精細画面を使ってマルチアングルの動画を同時に表示したり、高精細な静止画を使ったデータ表示を行ったりなど、SHVの解像度をサービスの強化に活かす計画だ。

タブレットのアプリ側からのプッシュ操作でテレビの表示を切り替えられるアプリ

8K SHVの高精細画面を使ったハイブリッドキャストも研究している

■民放やWOWOWもハイブリッドキャストのサービスイメージを展示

技研公開では、民放各局やWOWOWも、ハイブリッドキャストのサービスイメージを展示しているが、各局ともテレビとタブレットの連携に力を入れている。

TBSは、「カウントダウンTV」と連動したサービスを試作展示。アーティストのパフォーマンスに合わせてスマートフォンで歌うと採点が行われ、友人と競い合うことができる。そのほかTBSは、ニュース番組と連動し、個人の嗜好にあわせた関連ニュースを自動捧持する「おまかせニュース」も出展。さらに、CM中にタブレットを使ってゲームに参加し、ポイントを取得するとプレゼントがもらえる機能も紹介した。

TBSは「カウントダウンTV」と連動したサービスを試作展示

日本テレビは番組「休日コンシェルジュ」をベースにしたサービスを出展した。番組内容と連動し、タブレットに詳細情報や双方向サービス画面を表示。タブレットからクリップタイムラインを操作することで、番組で紹介した情報をいつでも参照することができる。またタブレットで字幕を切り替えたりといった操作も可能だ。

日本テレビは「休日コンシェルジュ」をベースにしたサービスを出展

WOWOWは、「シンプルだが、すぐに実現可能なサービスを考えた」と、エンタメ情報番組「ザ・プライムショー」との連動機能を紹介した。タブレットに番組の関連情報を表示し、それをタップして詳細が見られるだけでなく、テレビ側にスワイプすると、テレビでその関連情報が表示されるというもの。そのほかユニークな試みとして、自分のアバターを画面上に表示させ、ジャンプしたりバンザイしたりなど、アバターを動かせる機能も搭載。これにより、番組に参加している感覚を演出したい、という。

WOWOWは番組情報をシンプルに表示するアプリを試作した

タブレットからテレビにコンテンツをスワイプすると、テレビ側で表示することができる


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