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新ブランド名は「KEY Sound」

<ヘッドホン祭>ポーカロ・ライン、新ブランドからUSB-DAC/ラトック、新電源ユニットを参考出展

公開日 2011/05/07 17:45 ファイル・ウェブ編集部
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フジヤエービック主催のヘッドホンイベント「春のヘッドホン祭2011」が開催された。本項では会場8階に出展していた各メーカーの中から、開発中の新製品を参考出品していたポーカロ・ラインとラトックシステムの模様をレポートする。

■ポーカロ・ライン

ポーカロ・ラインでは、USB-DAC「UDA923BF」を参考出展。新ブランド「KEY Sound」から発売する予定であるという。

UDA923BF

同製品は48KHz/16bit対応で、ICにはTI/バーブラウン社製PCM2704を採用。Windows標準装備のドライバーで使用可能で、もちろんASIOドライバーも使用できる。

バスパワーで高音質を実現することを目指し、USB-DACからアウトプットまで前段直結のDC構成を採用。アナログ信号経路をコンデンサーレスにすることで、コンデンサーの音色に影響されないようにしたという。

内部回路の様子

内部電源にはDC/DC±コンバーター(±12V)を搭載。USB-DACが5V、出力段±が12V動作、0dB=2Vrmsとコンデンサーレスを可能にした。

出力段にはオペアンプとトランジスターバッファー回路、そしてDCサーボ回路を採用。気になる発売時期と価格については「6月ごろに3万円前後での発売ができればと考えている」(同社スタッフ)とのことだった。

ブースにはNmode「X-DP1」なども展示

■ラトックシステム

ラトックシステムのブースでは、未発表のUSBオーディオ機器DV5V用電源ユニット「RAL-PS0514」の存在が明らかになった。6月に58,800円(税込)での発売を予定しているという。

_RAL-PS0514

背面の様子

スイッチング方式のACアダプターからノイズの少ないトランス方式の電源に置き換えるという製品で、パソコンからの電源をユニット内部で切り離し、トランスから生成される電源を供給する。

整流ノイズが少なく、高級パワーアンプにも採用されているSBD(ショットキイバリアダイオード)によるブリッジ整流を採用するなど、安定した電源を供給するために様々な技術を投入。USBのデータラインには静電気ノイズを除去するESDノイズフィルターを搭載し、セルフパワーで駆動するUSBオーディオ機器にも効果を発揮できるよう配慮したという。

電源コネクターはメガネ型で、オヤイデ製のNEO d+ POWER Cable C7を付属。USBバスパワーケーブルには、本製品用に特注したオヤイデ製のものが付属する。

さらに、ブースでは同製品とデジタルオーディオトランスポート「RAL-24192UT1」を一体化させたモデルも参考出展。こちらも実際に試聴できるようになっていた。

一体化モデルも参考展示

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