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発表会を開催。ネットオーディオ関連展示も充実

ラトック、音声を非圧縮無線伝送する「REX-Link」新モデルを発売 − メモリ液晶搭載のHDDケースも

公開日 2010/11/18 18:25 ファイル・ウェブ編集部
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ラトックシステム(株)は、本日東京・秋葉原で製品発表会を開催した。

■REX-Linkに新モデルが登場

オーディオ関連では、PC内の音楽データを非圧縮ワイヤレス伝送するREX-Linkシリーズの新モデル「REX-Link2S」を発表。12月上旬に19,950円(税込)で販売開始する。これまでの旧モデル「REX-Link1」はすでに出荷を完了している。

REX-Link2Sの受信機

背面。ロッドアンテナになり出力端子もステレオRCAになった

USBスティックタイプの送信機と、約6cm角のキューブ形状の受信機のセットモデル。Windows 7/Vista/XP、MacOS X 10.5以降で使用が可能。Windowsは64bitにも対応している。OS標準ドライバーで利用でき、別途ドライバーをインストールする必要は無い。

音声は44.1kHz/16ビットの非圧縮で伝送。ビットレートは約4Mbps。伝送方式に関する仕様は旧モデルと基本的に同等となる。

旧モデルは内蔵タイプのパターンアンテナだったが、新モデルはロッドアンテナに変更し、電波受信の安定性を改善。また出力端子についても、旧モデルが3.5mmの光デジタル/アナログ兼用端子だったものを、新モデルはステレオRCAに変更した。さらにDACも変更され、新モデルではWolfsonのWM8524が採用されている。

■メモリ液晶搭載のHDDケースを発売

世界初という、メモリ液晶を搭載したHDDケースの発売も発表した。

メモリ液晶を搭載した3.5インチHDDケース「RS-EC3M-US」

同じくメモリ液晶を備えたリムーバブルケース「SAM-DK1-U3」

メモリ液晶は、ボタン電池で駆動することで、外部からの電源供給がなくても常時表示が可能。新製品はHDDの空き容量がレベルメーターと数字で表示できるほか、PCのユーティリティーソフト「液晶表示マネージャー」を使って、HDDの名称など任意のテキストを表示させることもできる。さらに同ソフトで長文のテキストを打ち込み、それをQRコードに変換してメモリ液晶に表示させることも可能。

「液晶表示マネージャー」で表示するテキストを変更できる

長文のテキストをQRコード化して表示することもできる

様々なタイプの製品が用意されているが、ラトックシステムがREGZAやAQUOS、torneでの動作を確認しているのは、USB 3.0接続の3.5インチHDDケース「RS-EC3M-US」(7,770円/税込)、USB 3.0接続のリムーバブルケース「SAM-DK1-U3」(18,900円/税込)の2機種。いずれも12月下旬の発売を予定している。

■192/24対応のUSB-DAC/DDCが登場、USBオーディオ専用電源も

ネットオーディオ関連の展示も充実。12月上旬に発売する、192kHz/24bit対応のヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC「RAL-24192UT1」(関連ニュース)の音出しデモを行っていた。出力端子は同軸デジタルとアナログRCAを1系統ずつ備え、DDCとして使用することもできる。

「RAL-24192UT1」(右)とUSBオーディオ専用電源(左)

「RAL-24192UT1」の背面端子部

また、ヘッドホン祭にも参考出展していたUSBオーディオ専用電源(関連ニュース)を、今回も展示。PCとUSBオーディオ機器のあいだに本機を接続し、バスパワーではなく高品位な電源をUSBオーディオ機器に供給することで、音質向上を図る製品だ。

USBオーディオ専用電源の背面。電源ケーブルは着脱式

ほかにも様々なネットオーディオ関連機器が展示されていた

背面には3P電源プラグを備え、ケーブルの交換も可能。ヘッドホン祭の出展後にかなり反響があったとのことで、同社説明員は「2011年前半の発売を目指し、急ピッチで開発を進めている」と語った。価格は未定。

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