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上位機譲りの「モノリシックデザイン」採用

ソニー、ネット機能充実でデザイン重視の“BRAVIA”「NX720」シリーズを発売

公開日 2011/03/16 13:27 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、「モノリシックデザイン」によりデザイン性を高め、ネット機能も充実させた液晶テレビ“BRAVIA”「NX720」シリーズを4月下旬から発売する。画面サイズは46V型と40V型の2モデル。

・「KDL-46NX720」¥OPEN(予想実売価格27万円前後)
・「KDL-40NX720」¥OPEN(予想実売価格21万円前後)

KDL-46NX720

別売りのスピーカー内蔵スタンドに設置したところ

昨年発売の「NX800」の後継に位置づけられるモデル。地上/BS/110度CSデジタルチューナーを1基搭載。地上アナログチューナーも1基備える。バックライトはエッジ型を採用しており、46V型はエリア駆動にも対応している。

上位機のパネルが4倍速であるのに対し、本シリーズは倍速パネルを搭載した。同社では上下分割のバックライトブリンキングを倍速駆動と組み合わせることで、4倍速と同等の低残像感を実現したと説明。「モーションフローXR240」として訴求する。

また3D映像の表示にも対応。3Dメガネは同梱しないが、どちらも3Dトランスミッターを内蔵している。モーションフローXR240によりクロストークが抑えられるほか、独自開発の映像書き換え制御チップを搭載。映像の書き換えスピードを工夫することでも低クロストーク化を図っている。

画質エンジンは上位機が「X-Reality PRO」を採用したのに対し、本シリーズはすでに発表されたEX720シリーズなどと同じ「X-Reality」を搭載した。

X-Realityは従来の「ブラビアエンジン3」に加え、HX900シリーズなどで採用したオブジェクト型の一枚超解像技術「インテリジェントエンハンサー」と、モスキート/ブロック/ランダム/ドットの各ノイズリダクションを行う「インテリジェントMPEGノイズリダクション」を加えたものだ。

■Facebookなど新ネットサービス対応。Wi-Fiも内蔵

ネット機能も充実させた。イーサネット端子に加えてWi-Fi接続機能も内蔵している。

サービス面では「<ブラビア>ネットチャンネル」に対応。今春からスタートしたVODサービス「Video On Demand powered by Qriocity(“キュリオシティ”ビデオオンデマンド)」に対応し、ストリーミングによる映画配信が利用できる。ほかにYouTube、DMM.TV、U-NEXT、アクトビラなどの多彩なVOD/IPTVサービスも利用できる。

ネット機能も強化し、Facebookとニコニコ実況に対応。Facebookは4月下旬、ニコニコ実況は今夏にサービスを利用可能になる。 Facebookでは自分のアカウントのウォールやニュースフィードのチェックが可能。またニコニコ実況では、視聴中のチャンネルに対するリアルタイムな書き込みを閲覧することができる。なおFacebookは2011年モデルのみの対応だが、ニコニコ実況は、2008年以降に発売したインターネットテレビ機能搭載のBRAVIAで利用できる。

Facebookに対応

ニコニコ実況もチェックできる

Skypeにも4月下旬のアップデートで対応する予定。ビデオ通話も可能で、テレビ画面を表示しながら通話したり、相手のテレビ視聴状況を確認してから発信することができる。

Skypeの画面イメージ

Twitterアプリの利用も4月下旬より、テレビ番組を見ながら画面の右側にTwitterを表示させることができる。さらに「<ブラビア>ネットフォト」も利用できる。

また、テレビで紹介されたショップや商品などの情報を調べることが可能なサービス「PocketChannel」からの情報取得にも、同じく4月下旬に対応する。

さらに、Gracenoteのデータベースを利用し、テレビ番組で流れている楽曲のアーティスト名や曲名、タイトルなどを調べられる「TrackID」、WAONやEdy、nanaco、Suicaなど電子マネーの残高表示などが行える「電子マネービューワー」などにも対応している。リモコンはFeliCaポートを搭載した「おき楽リモコン」。

スマートフォンによる操作にも対応。同社製アプリ「メディアリモート」を使用することで、タッチパネルのフリック操作でカーソルを動かしたり、ソフトウェアキーボードを使って文字入力を行ったりすることが可能。4月下旬より対応する予定だ。メディアリモートはAndroid版とiOS版がそれぞれ用意されている。

■顔認識を利用した「インテリジェント人感センサー」採用

機能面ではそのほか、USB-HDDへの録画機能にも対応。USB端子は側面に2端子搭載している。

HDMI端子は側面2、背面2の計4系統を搭載。ほかにD-sub 15ピン端子も備える。D端子入力も可能だが、背面に同梱のアダプターを介して接続する仕組みとなっている。

省エネ機能も充実させた。フラグシップの「HX920」が採用しているものと同様の、カメラによる顔認識を利用した「インテリジェント人感センサー」を搭載している。

インテリジェント人感センサーでは、顔認識により視聴者の状態を判別。視線を外したときのほか、居眠りなどにより首が傾いたときなどに、省エネモードに移行させるといった設定が行える。

また主電源スイッチを備えており、電源を完全に落とすことができるほか、各種省エネ設定機能も充実させている。

■モノリシックデザイン採用でデザイン性を高めた

デザイン面ではHX920/HX820シリーズと同じく、テレビが一枚の板のように見える、強化ガラスを用いたモノリシックデザインを採用。また液晶パネルと前面ガラス板のあいだに貼合樹脂を挟み、エアギャップによる乱反射を抑える「オプティコントラストパネル」も採用し、画質を高めている。


バー形状のスピーカー内蔵スタンドと組み合わせたところ(写真はKDL-HX820)
バー形状のスピーカー内蔵スタンドと組み合わせて設置することも可能。46V型用の「SU-B461S」、40V型用の「SU-B401S」と組み合わせることが可能。画面を6度上方に傾ける「6度アップワードスタイル」での設置が可能で。スタイリッシュな印象をさらに高められる。

SU-B461S/SU-B401Sのスピーカー部は2.1chスピーカーで、総合最大出力40W。3Dパススルー出力やARCに対応したHDMI端子を備え、HDMI CECによりBRAVIA側からコントロールすることが可能。HDMI端子は3DパススルーやARC、ブラビアリンクにも対応している。

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドSONY
  • 型番KDL-46NX720
  • 発売日2011年4月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格270,000円前後)
【SPEC】●サイズ:46V型 ●チューナー:地上/BS/110度CSデジタル×1、地上アナログ×1 ●パネル:オプティコントラストパネル、倍速駆動、1,920×1,080 ●バックライト:ダイナミックエッジLED ●入出力端子:HDMI×4、USB×2、D5×1、コンポジット映像×1、PC入力×1、光デジタル音声出力×1、LAN×1、ヘッドホン×1 ●無線LAN:内蔵 ●外形寸法:1084Wx694Hx258Dmm(スタンド含む) ●質量:20.1kg(スタンド含む)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドSONY
  • 型番KDL-40NX720
  • 発売日2011年4月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格210,000円前後)
【SPEC】●サイズ:40V型 ●チューナー:地上/BS/110度CSデジタル×1、地上アナログ×1 ●パネル:オプティコントラストパネル、倍速駆動、1,920×1,080 ●バックライト:ダイナミックエッジLED ●入出力端子:HDMI×4、USB×2、D5×1、コンポジット映像×1、PC入力×1、光デジタル音声出力×1、LAN×1、ヘッドホン×1 ●無線LAN:内蔵 ●外形寸法:949Wx618Hx213Dmm(スタンド含む) ●質量:17.0kg(スタンド含む)