マランツ、ネットワークオーディオ対応の一体型AVアンプ2機種を発売

（株）マランツ コンシューマー マーケティングは、3D映像伝送やオーディオリターンチャンネル（ARC）に対応し、DLNA 1.5にも準拠した「SR7005」など7.1ch対応AVアンプ2モデルを9月21日より発売する。

・SR7005　￥199,500（税込）
・SR5005　￥92,400（税込）

■両機共通の特徴

両機種ともM-1デザインを採用し、Ver.1.4aのHDMI端子を搭載した7.1chのAVアンプ。「ドルビープロロジックIIz」にも対応している。IFA2010にて展示されていた製品（関連ニュース）の日本国内への投入が明らかになった格好だ。カラーはブラックのみで展開される。

前述のようにHDMI Ver1.4a端子を搭載したことにより、3D映像伝送やARCなどに対応。Deep Colorやx.v.Colorにも対応している。対応する3D信号はフレームパッキング、サイドバイサイド、トップアンドボトム。また、HDMI CECやスタンバイ時のHDMIパススルーにも対応している。

フロントパネルにはiPod/iPhoneとのデジタル接続に対応するUSB端子を装備。iPodのコントロールは、iPod本体を操作するダイレクトモードとリモートモードの両方に対応しており、iPodの充電にも対応している。対応フォーマットはMP3/WMA/AAC/WAVで、USBメモリーなどに保存したファイルの再生も行える。なお、「SR7005」はFLACにも対応する。

また、フロントバイアンプ接続にも対応。サラウンドバックやフロントハイトを使用しない場合には、バイアンプ接続でフロントスピーカーを高音質化することができる。

そのほか、コンポーネント入力やコンポジット入力からのアナログ映像信号をデジタル信号に変換し、HDMIから出力するビデオコンバート機能を装備。また、アンカー・ベイ・テクノロジー社の高性能ビデオプロセッサーにより、全てのビデオ入力信号に対して高精度なi/p変換とアップスケーリング処理を行い、最大1080/60pでHDMI端子から出力することもできる。

また、最大56局まで放送局をプリセットできるFM/AMチューナーを搭載するほか、入力ソースごとに再生レベルを-12dB〜＋12dBの範囲で調整することができるソースレベル機能も備えている。

ベース、トレブルともに±6dBの範囲で調整が行えるトーンコントロールやピュアダイレクト、ソースダイレクト機能なども搭載。低消費電力スタンバイモードやスリープタイマーも備えている。

アナログ基板は、デジタル音声回路や映像回路からの高周波ノイズの影響を避けるため、独立させて搭載。アナログ回路、デジタル回路それぞれに独立した電源を搭載し、相互干渉による音質、画質への悪影響を排除している。

Dolby TrueHDやDTS-HD Maaster AudioなどのHDオーディオに対応した32ビットDSPを搭載。ドルビーバーチャルスピーカーやドルビーヘッドホン、DTS Neo:6などのバーチャルサラウンド技術にも対応している。

そのほか、端子類ではRS-232端子やマランツリモートコントロール端子（RC-5）、ヘッドホン出力などを装備している。また、スピーカーターミナルは全チャンネルにスクリュータイプを採用し、バナナプラグにも対応している。