HOME > ニュース > マランツ、AirPlay標準対応の「NR1602」など薄型AVアンプ2機種を発売

上位機はネットワーク再生機能も充実

マランツ、AirPlay標準対応の「NR1602」など薄型AVアンプ2機種を発売

公開日 2011/06/14 16:42 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)マランツ コンシューマー マーケティングは、アップル“AirPlay”に標準対応した「NR1602」など、高さ約10cmの薄型設計AVアンプ2機種を7月中旬から順次発売する。

NR1602/7月下旬発売/84,000円(税込)
NR1402/7月中旬発売/50,400円(税込)


NR1602

NR1402
2機種は2009年発売の「NR1501」、2010年発売の「NR1601」のコンセプトを受け継ぐ、スリムな「M-1」デザインが特長のAVアンプ。別売りのBluetoothレシーバー「RX101」をリアパネルのM-Xportに接続することで、Bluetooth(A2DPプロファイル)対応機器からのワイヤレス再生も行える。

さらに上位機のNR1602はAirPlay機能を標準搭載するほか、DLNA1.5に準拠したネットワークオーディオ再生機能の搭載、iPhone/iPodのデジタル再生対応などを実現した。ともにFM/AMチューナー内蔵のモデルとなる。

■NR1602の特徴

実用最大出力80W×7チャンネル(6Ω時)の7.1ch AVアンプ。7chのパワーアンプは全て同一クオリティのディスクリート構成で、パワーアンプをヒートシンクに一列にマウントするインライン配置を採用した。内部回路はアナログ/デジタルそれぞれに独立した電源回路を用意し、相互干渉による音質・画質への悪影響を抑えている。また、アナログオーディオ回路も専用基板にレイアウトしている。さらにドルビーTrueHDやDTS-HD Master AudioなどHDオーディオのデコードに対応する32bit DSPを搭載し、ドルビープロロジックIIzのプロセッサーも備える。フロントバイアンプ接続にも対応しており、サラウンドバックスピーカー、フロントハイトスピーカーを使用しない場合には、バイアンプ接続でフロントスピーカーの高域と低域を独立したアンプで駆動できる。また「M-DAX 2(Marantz Dynamic Audio eXpander 2)」により圧縮音声も高品位再生できる。


背面端子部
HDMI端子は4入力/1出力を搭載。3D映像のパススルー出力やARC(オーディオ・リターン・チャンネル)、シャープ/パナソニック/東芝/日立/三菱/ソニーのテレビと連携したHDMIコントロール機能にも対応する。アナログビデオ信号をHDMIからアプコン出力できる機能も備える。

先述の通り、アップル「AirPlay」は標準搭載。同一ネットワーク内のiOSデバイス、PC/MacのiTunesライブラリの音声をストリーミング再生できる。DLNA準拠のネットワークオーディオ機能も備え、PCやNASに保存されたMP3/WMA/AAC/WAV/FLACファイルの再生が行える。FLACファイルは96kHz/24bitまで対応。m3u/wpl形式のプレイリストの読み込みも行える。なお選曲操作はiPhone/iPad/iPod touchやPCなどDMCソフトをインストールしたデバイスからも行える。また「Compatible with Windows 7」も取得しており、WMP 12からリモート再生も行える。

その他、ネットワーク系の機能はインターネットラジオのリスニングが楽しめるほか、iOS対応の専用アプリ「Wizz App」によるリモートコントロールや、PCからはWebブラウザによるネットワーク経由のリモートコントロールにも対応した。


iPhone/iPodのデジタル接続に対応
本体フロントパネルにはUSB端子を設け、iPhone/iPodとのデジタル接続に対応。アンプ本体に内蔵した高性能DACによりアナログ変換を行い、高品位なリスニングが楽しめるという。USBマスストレージクラスに対応したUSBメモリーやMedia Transfer Protocol対応のポータブルオーディオプレーヤーなどに保存したMP3/WMA/AAC/WAV/FLACファイルの再生も行える。音楽ファイルとJPEG静止画ファイルを保存したUSBメモリーを接続し、フロントパネルの「ONE TOUCH PLAY」ボタンを押せば、音楽ファイルと画像のスライドショー再生が自動で開始される機能も搭載した。


専用マイクによるオートセットアップ機能を搭載
システム初期設定をウィザードに従って手軽に行える「スマートセットアップウィザード」を採用。自動音場調整では、専用マイクによるオートセットアップ機能「Audyssey MultEQ」に対応した。そのほか、再生中の音の大小をリアルタイムに調整する「Audyssey Dynamic Volume」や、聴覚の特性や部屋の音響特性を考慮して、音量レベルを下げた際にも再現性を損なわない「Audyssey Dynamic EQ」も搭載する。GUIはメニューの日本語表示に対応し、画面の上にオーバーレイ表示も可能。


セットアップウィザードに対応

メニューのオーバーレイ表示に対応
2つのゾーンをカバーするマルチゾーン機能にも対応。2.1chプリアウト端子を備え、MM7025などのパワーアンプやパワーアンプダイレクト入力を持つマランツ製プリメインアンプによるグレードアップが可能。付属のリモコンは蓄光ボタンを採用した学習機能付リモコン。赤外線リモコンコードは約60個学習できる。

その他、低消費電力スタンバイモードや、スリープタイマーなどを設けてエコフレンドリー性能も高めた。

付属のリモコン


■NR1402の特徴

実用最大出力80W×5チャンネル(6Ω時)を実現し、5chのパワーアンプは全て同一クオリティのディスクリート構成。アナログ/デジタル独立配置の電源回路や、HDオーディオ対応の32bit DSP、圧縮オーディオフォーマットの高品位再生回路「M-DAX 2」の搭載などは上位機のNR1602と同じ。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioのデコーダー、ドルビープロロジックIIzのプロセッサーも備える。

なお、本機はLAN端子を搭載しておらず、ネットワークオーディオ再生やAirPlayは非対応となる。


背面端子部
3D映像のパススルー出力やARC(オーディオ・リターン・チャンネル)に対応したHDMI端子を入力4系統、出力1系統備える。シャープ/パナソニック/東芝/日立/三菱/ソニーのテレビとの組み合わせではHDMI CEC機能にも対応する。

入門機ながら「スマートセットアップウィザード」や専用マイクによるオートセットアップ機能「Audyssey MultEQ」に対応し、使い勝手を高めた。「Audyssey Dynamic Volume」や「Audyssey Dynamic EQ」もサポートする。GUIはメニューの日本語表示に対応し、画面の上にオーバーレイ表示も可能。


付属リモコン

メニュー画面のオーバーレイ表示に対応
マランツ製のBDプレーヤーやCDプレーヤーなどが操作できるシステムリモコンが付属する。プリセットコードを設定すれば、他社製のテレビやBDプレーヤーなども操作できる。

環境保護や省エネに配慮して、通常スタンバイモードの消費電力は0.2Wに軽減。CECスタンバイ時も最小限の回路動作を保ち、3Wの低消費電力性能を達成している。


【問い合わせ先】
マランツ コンシューマー マーケティング
お客様ご相談センター
TEL/03-3719-3481

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックやデータを見る
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドMARANTZ
  • 型番NR1602
  • 発売日2011年7月下旬
  • 価格¥84,000(税込)
【SPEC】●定格出力:50W×7ch(8Ω) ●実用最大出力:80W×7ch(6Ω) ●HDMI:入力4、出力1 ●消費電力:220W ●最大外形寸法:440W×105H×369Dmm ●質量:10.3kg
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドMARANTZ
  • 型番NR1402
  • 発売日2011年7月中旬
  • 価格¥50,400(税込)
【SPEC】●定格出力:50W×5ch(8Ω) ●実用最大出力:80W×5ch(6Ω) ●HDMI:入力4、出力1 ●消費電力:180W ●最大外形寸法:440W×105H×369Dmm ●質量:8.2kg