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消費電力大幅減

【CES】パナソニック、発光効率4倍の新PDPパネルを開発 − 42V型で消費電力95W、コントラスト比500万対1

2010/01/07 ファイル・ウェブ編集部
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パナソニック(株)は、2007年パネルと比較して発光効率4倍を実現した「新・プラズマディスプレイパネル」(PDP)を開発。2010 International CES(記事一覧)に出展する。現地からの詳細なレポートの前に速報をお届けする。


CES2009のパナソニックブースでは「NeoPDP ecoパネル」採用の50V型フルHD PDPのプロトタイプを展示した
新パネルは、CES会場でも出展される152V型フルHD 3D対応PDP、Skype対応プラズマテレビ(関連ニュース)のほか、2010年に発売する2Dタイプの新モデル、フルHDの3Dテレビにも採用される。

2008年は「NeoPDPパネル」(発効効率2倍)、2009年は「NeoPDPecoパネル」(発効効率3倍)と同社は毎年CES会場で次世代ディスプレイ技術を発表してきた。新PDPパネルでは蛍光体や発光ガスなどの新材料開発に加え、超高速駆動技術、適応型信号処理技術の開発により、放電から発光、光の取り出しまでのパネル発光の全プロセスにおいて発光効率を大幅に向上。2007年の従来パネルより発光効率4倍を実現した。

新パネルを採用した場合、42V型フルHDでは消費電力95W(100W電球1個分相当)が可能だという。NeoPDPパネルを採用した現行モデルの42V型フルHDプラズマテレビ「TH-P42V1」の消費電力が484Wであり、大幅な省エネ性能を備えている。

さらにコントラスト比は500万対1を実現。さらに高い色再現性、階調性により映像素材のディテールのより忠実な再現が可能だという。

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