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CES2009レポート

ソニーCEO ストリンガー氏キーノートスピーチ − トム・ハンクスやUSHERなど豪華ゲストが次々に登場

公開日 2009/01/09 11:52 Phile-web編集部・風間
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■ジョン・ラセター氏がBlu-rayの魅力を語る

続いて話題はBlu-rayに移った。ストリンガー氏は「ソニー以上にハイビジョン製品を販売しているメーカーはない。これまでに1,000万台のBDプレーヤーを売り、現在でもナンバーワンを維持している。2008年は昨年比4倍の売り上げを記録した」と、これまでの進展に自信を示した。

ここで登場したのが、ピクサーで数々の名作CGアニメを作り、現在はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの作品も監修するジョン・ラセター氏。ちなみに彼は宮崎駿氏の熱心なファンとしても知られている。


ピクサーとディズニーで辣腕を振るうジョン・ラセター氏
ラセター氏は「BDはすばらしい製品だ。私はこのテクノロジーが気に入っている。きのう映画の編集をしていたのだが、同僚にBDのことを聞いたら、もうもとには戻れないと話していた」と、その画質を絶賛。またBD LIVEについても紹介し、「カーズ」などでデモを行いながらその機能をアピールした。


カーズのBD-LIVE機能をデモ
またラセター氏は「BDは将来のテクノロジー。私は3D CG映画の開拓者だったが、ようやく3D映画の高品位な映像を家庭内でも観られるようになった」と、改めてBDの登場を歓迎した。

■ネットワーク対応を加速するPLAYSTATION事業


SCE社長の平井一夫氏も壇上に上がった
PLAYSTATION 3の現状については、SCEの平井一夫社長が説明した。平井氏は特に「PLAYSTATION Network」に関する情報をアップデートし、2006年9月のスタートから、現在では1,700万の登録者がいることを強調。オンライン対応ゲームでは、昨年日本でも発売された「Little Big Planet」の例を挙げ、現在、同ソフトのオンライン機能緒使っているユーザーが130万人ほどいることをアピールした。

また、本サービスが開始された「Playstation Home」については、現在までに340万人がダウンロードを行い、Home内で販売されたコンテンツなどの売り上げが100万ドル以上になったと報告した。


Playstation Homeの好調ぶりをアピールした
平井氏に続き、北米でテレビなどに出演し人気を得ているDr.Memment Ozが登場。ストリンガー氏のウェストを計測したところ39インチという結果になり、ダイエットテクニックや健康テクニックをストリンガー氏に指南した。


ウエストを測られるストリンガー氏。サイズは39インチとのこと
豪華ゲストはまだまだ続く。ストリンガー氏は「新しく建て直すヤンキースタジアムに550台のBRAVIAやHD放送システムを納入する」と述べた後、往年の名選手、レジー・ジャクソンが壇上に上がった。ITに関する知識を聞かれたジャクソン氏は「ブラックベリーは使っているよ」と答え、ITには縁遠い様子だったが、ヤンキースタジアムへのソニーの貢献に感謝している旨を述べた。


ヤンキースの往年の名選手、レジー・ジャクソン氏も登場
ジャクソン氏が壇上から退いた後、ストリンガー氏は続いて同社のエコへの取り組みを紹介。ブドウ糖から発電するバッテリーがTIME誌で絶賛されたことをアピールした。

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