ビクター、女性をターゲットにしたSDタイプの新“Everio”を発売

日本ビクター（株）は、HDD内蔵デジタルビデオカメラ“Everio”の新モデルとして、女性ユーザーをターゲットにしたSD画質モデル「GZ-MG330」を1月10日より発売する。価格はオープンだが70,000円前後での販売が予想される。

本機は、現在ラスベガスで開催中のCESで公開された新モデル（関連記事）。使いやすさやデザインを向上し、女性にも使いやすい手軽なビデオカメラとして訴求する。カラーバリエーションは、ルージュレッド、ロイヤルブルー、プレシャスシルバーの3色をラインナップする。

撮像素子は107万画素で、最大720×480ドットの動画撮影に対応。内蔵HDD容量は30GBで、最高画質（ウルトラファイン）で約7時間10分の動画撮影が可能だ。記録フォーマットはMPEG-2/Dolby Digital 2ch。

レンズに新開発のコニカミノルタレンズを採用することで、光学32倍のズーム倍率を継承しながら従来モデル比約20％の筐体幅を実現している。また本機は、液晶モニター横にタッチセンサー「レーザータッチオペレーション」を搭載。カーソル移動などの操作をより直感的に行うことが可能となった。

電源のON/OFFはモニターの開閉に連動。高速起動モードを使用すると、約1秒で撮影スタンバイ状態に入ることができる。

また本機は、充電や外部機器との接続を手軽に行えるクレードル「Everio Dock」を付属。Dockを使用することで、AV出力、USB出力に加え、S映像出力、DV出力にも対応する。

静止画撮影にはmicroSDを使用。解像度は1152×864ドット、640×480ドットの2つから選択が可能だ。


GZ-MG330にあわせ、薄型のDVDライター「CU-VD3」を同時に発売する。価格はオープンだが25,000円前後での販売が予想される。

本機は、Everioで撮影した動画をPCレスでDVDに書き込むことが可能なDVDライター。従来モデルの約5分の1のサイズを実現しており、持ち運びにも便利となっている。USBで接続したEverioの「DVDダイレクト」ボタンを押すことで、DVD作成を行うことが可能。作成したDVDはDVDプレーヤーで再生することが可能だ。なお、ハイビジョンタイプのEverioにも対応するが、ハイビジョン映像に関してはDVDにデータとして保存されるため、DVDプレーヤーでの再生はできない。


本日同社は新製品発表会を開催。説明を行ったモバイルAV事業グループ カムコーダーカテゴリー 商品企画室 主席の浅川健司氏は、運動会での一コマを例にとり「カメラを選ぶのは男性が多いが、実際に使用するのは女性（母親）が多い」と説明。「女性に選ばれるビデオカメラを目指し開発した」と語った。

また本機は世界戦略モデルとして、世界各国での展開を予定。08年度、全世界で170万台の販売を目指すという。地域別の割合は、欧州40％、北米35％、アジア20％、日本国内5％を想定しているという。

発表会には、Everioのプロモーションをサポートする新人ジャズボーカルグループjammin' Zebが駆けつけ、歌声を披露した。彼らは今後、Webサイト上でEverioの使用レポートを発信していく予定だという。

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（Phile-web編集部）