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高感度・光学40倍ズーム対応

操作はオートで簡単 − きれいな迫力の映像が撮影できるEverio「GZ-HM450」をレビュー

公開日 2011/01/13 14:40 レビュー/川村容一
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高感度B.S.I CMOSセンサーを搭載し、暗い場所でも画質に優れた映像が撮影できるビクター“Everio”エントリーモデルの魅力を、プロカメラマンの川村容一氏がレビューする。

目で見たままの映像が手軽に記録できる「インテリジェントオート」機能も魅力


GZ-HM450
女性の手にもやさしいエレガントなEverio GZ-HM450は、上着のポケットにも楽に収まるサイズなのに、驚きの光学40倍ズームレンズを採用した。上位機種のEverio GZ-HM690/HM670と同じ高画質のコニカミノルタHDレンズを搭載している。

本機搭載のアクティブ手ぶれ補正機能は、撮影者が歩きながら写した場合の大きなブレを補正してくれる。本機をオートバイに取り付けて撮影したが、速い振動や大きな振動も自然に補正してくれた。電子式補正のため揺り返しのような現象がなく、とても見やすい再生映像だった。露出に関しても「インテリジェントオート」は目まぐるしく変化する明るさや色温度の変化にも素早く自然に追従してくれるた。風切り音低減をONにすれば、雰囲気を壊さない程度に巧みに低減されていた。バイクの走行シーンの動画では、ビュービューという音に悩まされずにすんだことは嬉しい限りだ。


レンズバリアーは手動式。キャップではないので紛失の心配はない。この状態で電源を入れると警告が画面に出るので、撮影ミスはない。

ベルトが工夫されていて、ハンドストラップとしても使用できる。これには筆者は随分重宝している。
家庭での使用が多いモデルなので、簡単に使えて、撮影時に失敗のないことが一番のメリットだろう。「インテリジェントオート」は室内や戸外、人物、風景、クローズアップなども判断して見たままの美しさで撮影できる。「個人認識」、「顔追尾・色追尾」、「タッチ追尾」で動き回る子供や、ペットも逃がさずシャッターチャンスを追い続けることができる。笑顔を数値で表す「スマイルメーター」も楽しく、笑顔の時にスマイルショットで自動撮影ができる。

40倍ズームレンズの威力をチェック

街が写った広角から望遠側ではスカイツリーの頂上のアップまで対応できる

他の機能としては一定の間隔で撮影できる「タイムラプス撮影」、動画撮影中の「静止画切り出し&同時撮影」、動きを感知して自動撮影する「フレームインREC」なども備えている。

滑らかで美しい液晶モニターは2.7型フルフラット。タッチパネルは感圧式なので、手袋をしていても操作できる。バックライトの明るさも自動調整されるので、くっきりした見やすい画質だ。

メニューは簡単でわかりやすく、7カ国語から選択できる。機能説明のお助けガイドも表示してくれるので、初めて使っても迷うことはない。

再生環境では分割やカットなど、本体内編集や動画サイトへのアップロード設定ができる。編集ソフトウェアはWindows用の「Everio MediaBrowser3」で簡単な編集や光ディスクへの記録、YouTubeやFacebookへのアップロードができ、動作も軽快だ。動画や静止画のブラウジングも非常に見やすくできており、秀逸なソフトウェアだ。

【SPEC】●動画記録方式:MPEG-4 AVC/H.264 ●音声:Dolby Digital 2ch ●撮像素子:総画素数332万画素1/4.1型 高感度B.S.I. CMOSセンサー ●レンズ:光学40倍 コニカミノルタHDレンズ ●最低被写体照度:4ルクス ●液晶モニター:2.7型(23万ドット)ワイドクリアブライトII ●記録メディア:8GB 内蔵メモリー、SDXC/SDHC/SDカード ●入出力端子:USB、HDMI出力、AV出力 ●消費電力:約2.3W(XPモード時) ●外形寸法:50.5W×55H×110.5Dmm(バッテリー含む) ●質量:約235(撮影時) ●問い合わせ先:日本ビクター お客様ご相談センター TEL/0120-2828-17

◆プロフィール 川村容一
写真家。広告代理店写真部、編集プロダクション写真部を経て独立。デジタルカメラでの取材ものから大判フィルムを使った商品撮影が主な仕事。モノクロの処理は自宅暗室で行っている。JPS展実行委員会など事業の運営に参加する。写真添削講座講師も務める。25年以上経験の現場のプロ。社団法人日本写真家協会会員。

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