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<CES2008:TI>LED光源のDLPリアプロなど展示 − 240Hz駆動のデモも

2008/01/08
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TIブースの様子。例年と変わらない賑わいを見せていた
TIのブースでは例年と同様、DLPを使ったリアプロジェクションテレビを中心に展示を行っていた。


LED光源を使用したサムスンの61型リアプロ

三菱電機もリアプロを出展
ソニーが撤退を発表するなど、市場での苦戦が伝えられているリアプロだが、TIのブースの来場者は昨年と同じ程度で、米国ではまだまだリアプロを支持する層が多くいると実感させられた。ただし、展示されている製品の製造メーカーの数は明らかに減っており、サムスンが多くを占め、次いで三菱電機が多かった。サムスンはLED光源のリアプロを出展し、一人気を吐くと言った印象だった。


240Hz(右)と120Hz(左)の比較デモ
興味深かったのは、DLPリアプロの240Hzでの表示デモ。建物を高速でパンニングした映像を表示していたのだが、隣に並べられた120Hzの画面では、動きボケがかなり感じられるのに対し、240Hzでは、まるでベッタリ張り付いた静止画がそのまま横に動いているようで、動きボケがほとんど感じられなかった。もちろん、ディスプレイ側が240Hzに対応しても、映像処理回路が追いつかなければ意味がないわけだが、スポーツ観戦やゲームなど、敏速な応答が求められるソースでの恩恵は大きい。将来の製品化を期待したい。


超小型のマイクロプロジェクターも展示。デジカメと比べるとその小ささがわかる
そのほか同社ブースでは、昨年も置かれていた、超小型のポケットプロジェクターを展示。携帯電話やデジタルカメラなどと接続し、動画や静止画を見たいときにいつでも大画面で楽しめるというコンセプトだ。

ゲーム関連の展示が充実していたのも特筆したい。小型・軽量で持ち運びがしやすいポケットプロジェクターや、近接距離で画面を投映しゲームが楽しめるコーナー、そしてなぜかレトロゲームを大画面で楽しむコーナーまで設けられていた。


DarkChip4の紹介コーナー。DarkChip3との比較展示ではその差が歴然
さらに、昨年のCEDIAで発表された新DLPチップセット「DarkChip 4」のデモも実施。ネイティブコントラストが30%向上したことで、画質がさらに向上したことをアピールしていた。

(Phile-web編集部・風間)

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