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<CES2007:東芝>REGZA新モデルは米国で先行発表

公開日 2007/01/09 13:47
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東芝ブースの展示は、昨日行われたプレスカンファレンスと同様、液晶テレビ「REGZA」シリーズとHD DVD関連機器の展示が中心となっている。


新たに発表されたミドルクラスHD DVDプレーヤー「HD-A20」
HD DVD関連では、新HD DVDプレーヤー「HD-A20」を大きくフィーチャー。HD出力は720p/1080i/1080pに対応。SD映像から、480p/720p/1080i/1080pにそれぞれ変換できる。また、SHARC DSPを搭載したほか、ドルビーTrueHD(5.1ch)、ドルビーデジタルプラス、DTS HD(Coreのみ)にも対応している。リモコンも新しくなり、自照式ボタンを採用。もちろん、HDMI出力や光デジタル出力、イーサネット端子なども搭載する。価格は599ドルで、「HD-XA2」と「HD-A2」の中間に位置する、ミドルクラスモデルとしてこの春登場する。

HD DVD関連ではこのほか、今後発売される予定の、PC用のHD DVDドライブも公開された。「SD-T913A」は、ノートPC用のスロットローディング式ドライブで、読み込み専用の製品。今年後半の発売を予定している。また、「SD-U913A」は、現行の「SD-L902」をさらに進化させ、薄型化を図ったモデルで、高さは実に9.5mm。HD DVD-Rだけでなく、HD DVD-RWの書き込みにも対応する予定。登場は2008年中になる見込みだ。

2007年〜2008年にかけて発売される予定のノートPC用HD DVDドライブ

QOSMIOに内蔵された、現行のノートPC用HD DVDドライブ

液晶テレビ「REGZA」では、720pモデルも展示されているものの、やはり話題の中心は1080p対応のフルHDモデル。HL167シリーズは、42V型、47V型、52V型を展開。ハイエンドモデルに位置づけられるLX177シリーズは、42V型、46V型、52V型、57V型を展開する。

1080pに対応したフルHD液晶テレビ HL167シリーズ

なお、日本国内のハイエンドシリーズであるZ2000シリーズは、47V型が最大サイズ。米国で一足先に、50V型以上のモデルが発表されたことになる。

ハイエンドのLX177シリーズには、ガンマ制御技術「ColorBurst WCG」などを搭載。これは、Z2000シリーズの「質感リアライザー」と同じものだと思われるが、LX177シリーズでは、バックライト制御技術「DynaLight」と、60Hzの映像を120Hzに変換して表示する「ClearFrame(Anti Blur)」など、国内モデルに未搭載と思われる技術も採用している。

東芝の新REGZAに搭載されているバックライト制御技術「DynaLight」のデモ

DVDプレーヤー内蔵液晶テレビ「19LV87」

また液晶テレビでは、DVDプレーヤーを内蔵した液晶テレビも出展。その中の「19LV87」は、本体右側面にスロットローディング型のDVDを搭載したモデルで、解像度は1,440×900。HDMI端子も装備する。

このほか同社は、DVDプレーヤー「SD-4000」「SD-5000」「SD-6000」の3モデルも展示。SD-4000はアップコンバート機能非搭載で、同5000は1080iまで、同6000は1080pまでのアップコンバートに対応する。日本国内では、大手AVメーカーによるDVDプレーヤーはめっきり数が少なくなったが、アメリカではまだまだ存在感を示しているようだ。

左からDVDプレーヤー「SD-4000」「SD-5000」「SD-6000」

また、技術展示として、メタノール型燃料電池なども公開された。メタノールをフル充填した状態で、約5時間程度ノートPCを駆動できるという。本体サイズも、将来的には通常のノートPC用バッテリーと同程度を目指していくという。

ノートPCに刺さっているように見えるのが、試作したメタノール型燃料電池

(Phile-web編集部・風間)

ces2007

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