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<CEATEC2006:シャープ>グローバル展開を意識したプロトタイプなどAQUOS/液晶技術をアピール

公開日 2006/10/03 20:13
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シャープは“美しい日本の液晶”というテーマを前面に打ち出し、液晶テレビ/ディスプレイの最新モデル/技術を展示した。

ブース正面は“AQUOS”の最新ラインナップをズラリと展示し、特に37〜65V型でフルHDモデルをそろえたことを強調。“亀山第2工場”モデルの強みをアピールした。



46V型/52V型の参考モデル
その正面中央にはグローバル展開を意識した46V型/52V型の参考モデルを展示した。両モデルは、従来通り喜多俊之氏をプロダクトデザイナーに採用しながら、これまでとは印象の違う外観となっている。説明員によれば、存在感のあるスピーカーは欧米ではあまり好まれないため、本体と一体化したスピーカーを画面下に配置しているのだという。またテレビスタンドにもシンプルなデザインを採用。スタンドには「DVD」のロゴが入っており、プレーヤーを内蔵するといった実験的な提案も行っている。


参考出品のBDレコーダー

世界初のBDプレーヤー内蔵ホームシアターシステム
BDレコーダーに関しては、モックアップの展示にとどまった。木目調の天板が特徴の本機はHDDを内蔵。フロントパネルには「1080p」の表示も確認できた。同機を製品化するかどうかは未定だが、2007年中にレコーダー製品を発売したいという。

またこちらも参考出品だが、BDプレーヤー搭載のホームシアターシステムも展示された。映像は1080p出力対応、音声は「22.5MHz超高速サンプリング1ビットデジタルアンプ」により高音質を実現するという。フルHD映像と高音質を手軽に楽しむシステムとして、リビングルームのようなスペースで展示が行われた。


フルHD 4枚分の画素数を誇る4K2K液晶ディスプレイ

メガコントラスト液晶は65V型が登場
技術展示も充実している。注目が集まったのは「4K2K液晶」だ。デジタルシネマなどで採用される4096×2160ドットの映像の表示に対応した液晶ディスプレイで、サイズは64V型。今回が初公開の技術だという。

また、昨年の発表時に37V型だったコントラスト比100万対1の「メガコントラスト液晶」は、新たに65V型を展示。37/65V型ともにまだ試作段階とのことだが、まずは業務用途向けに展開していく予定だという。


PLCのデモにも人だかりができた

インターネットAQUOSの体験コーナーも用意された

日本語と英語の音声認識が可能なポケット通訳機も展示
電源の屋内配線を利用したPLC Networkの技術展示にも注目が集まる。デモでは、PCやテレビ、電話機などの機器の間にPLCルーターと電源配線を配置し、実際に信号の伝送を行っている。同社では来春をめどに製品化を行いたいとのことだ。

(Phile-web編集部)

ceatec2006report

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