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ビクター、新開発4chフロントサラウンドシステム「√4」搭載コンポを発表

公開日 2004/09/17 17:42
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「NX-DV3-W」
●日本ビクター(株)からフロントスピーカー4本だけで5.1chサラウンドを実現する、4chフロントサラウンドシステム「√4(ルート・フォー)」を搭載したコンポーネントシステム「NX-DV3-W」が11月1日に発売される。価格はオープンだが63,000円前後での販売が予想される。

「√4(ルート・フォー)」のロゴマークも新たにつくられた

「√4」イメージ図

「√4」のサラウンドモード

本機はDVDオーディオ対応のDVD/CD/MD/FM・AMチューナー搭載のセンターユニットに、フロントLRスピーカー2本、センター・サラウンド用スピーカー2本で構成される。フロントセンターに配置した2本の小型スピーカーに、センターとサラウンドの信号を入力し、左右のメインスピーカーにL/R信号とサブウーハー信号を加える同社独自の新開発4chフロントサラウンドシステム「√4」を搭載。フロントスピーカー4本だけで臨場感あふれる5.1chサラウンドを省スペースで楽しむことができる。√4(ルート・フォー)の語源には、4つの音の道筋(Route)でサラウンド効果を発揮、√(Root)4=2から2chステレオ音声も高音質再生という2つの意味がこめられている。センタースピーカーの成分を専用スピーカーに振り分けることにより、セリフの定位が確立される。またフロントLRスピーカーにクリアーな表現力を獲得させることにより高いサラウンド効果を実現している。

フロントLRスピーカー

センター・サラウンド用スピーカー

シーリングドア付のセンターユニット

センターユニットは薄型設計で、シーリングドア付のスタイリッシュデザインを採用。同社独自の高音質デジタルアンプ「DEUS(デウス)」を各チャンネルに搭載するほか、ドルビーデジタル/DTS/ドルビープロロジックII/MPEG-2 AACに対応した各デコーダーを備える。外部デジタル機器との接続には光デジタル入力を2系統備え、小音量再生時にも明確なセリフの表現を実現する「クッキリボイス機能」も搭載する。CDからMDへの5倍速録音も可能だ。

メインスピーカーにはボロン・ハイパー・ネオ・オレフィン・コーン採用の11cmウーファーと、40kHzにおよぶ高域再生を実現する4cmトゥイーターを搭載。センター/サラウンド用スピーカーはポジション切換により、前だけでなく後ろにも配置して楽しめる。


日本ビクター(株)星野章氏
本日行われた発表会には、本製品の商品企画を担当した、AV&マルチメディアカンパニー商品企画部ホームネットワーク商品企画室AVシステムグループ主席である星野章氏が出席し、新製品の魅力を語った。星野氏は「ホームシアターだけでなくパーソナルな空間でもサラウンドを楽しみたい、限られたスペースでもサラウンドを楽しみたいというユーザーのニーズに応えたいと考えて、本製品を企画した」と経緯を述べた。今後は「当社の“ニューパーソナルAV”のカテゴリーで積極展開していきたい」と戦略を明らかにした。

【問い合わせ先】
日本ビクター(株)
お客様ご相談センター 
TEL/0120-2828-17

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドVICTOR
  • 型番NX-DV3-W
  • 発売日2004年11月1日
  • 価格\OPEN(予想実売価格63,000円前後)
【SPEC】[センターユニット]●再生可能ディスク:DVDビデオ/オーディオ、ビデオCD、CD-DA、DVD-R/RW、CD-R/RW ●実用最大出力:フロント/30W+30W、サラウンド/30W+30W ●入出力端子:映像/D2出力×1、S2出力×1、コンポジット出力×1 音声/アナログ入力×1、光デジタル入力×2、光デジタル出力×1、サブウーハープリアウト×1、ヘッドホン出力×1 ●消費電力:45W ●外形寸法:260W×80H×58Dmm ●質量:約3.8kg [スピーカー]フロント ●種類:バスレフ型防磁形(JEITA) ●外形寸法:125W×251H×188Dmm ●質量:約2.1kg センター/サラウンド ●種類:バスレフ型防磁形(JEITA) ●外形寸法:120W×70H×93Dmm ●質量:約0.45kg