今年の主役は、なんて言ったってBDレコーダーなのです。その新しい頂点に君臨する2つのBDレコーダーが、さっそく直接対決してしまいました。洗練された使いやすさと類希なマルチタスク性能、ピュアオーディオも真っ青の物量投入でさらなる進化を果たしたパナソニックのDMR-BZT9000。対するは、未だ他の追随を許さない自動録画性能や自動チャプターなど、オリジナリティあふれる機能が魅力のソニーBDZ-AX2000T。BDレコーダー史上に名を刻む、世紀のビッグマッチが今、幕を開けます。

今回、AVレビュー付録としてマルチチャンネル・ハイレゾ音源をご提供いただいたのは、クリプトンのHQMストアでも配信中の、UNAMAS JAZZ/UNAMAS hugレーベルの作品です。このレーベルを主催する沢口音楽工房の代表、沢口真生氏に、マルチチャンネルによるハイレゾ再生の魅力や音源の聴きどころを伺いました。また、付録音源の視聴方法についても、HDMI搭載PCとAVアンプを用いる方法、マルチチャンネル対応USBオーディオインターフェースを用いる方法の２つについて詳細に解説してあります。適切な方法で再生された付録音源の空間再現、天井を忘れるようなサラウンド再現は、一度聴いたらヤミツキになるはずです。記事を読みつつ、ぜひ音源の再生にチャレンジしてください。

薄型テレビの買い替えニーズが一段落した今、ユーザーの次なる関心は「音」に移りつつあるのではないでしょうか。リビング環境にてピュアオーディオと映像視聴を両立できるスピーカーシステムを探す、というのが今回のテストの趣旨です。左右の設置間隔がある程度限定されるため、ディスプレイサイズとスピーカーシステムの音場再現力との関係が非常にシビアになることは言うまでもありません。2号連続で紹介するのは、合計50モデル！　前号に引き続き、詳細なテストを展開します。

今年の秋の新製品のラインナップを見て、何か感じるところはありませんか！？そうです、クオリティと最新機能を備えた、AVファンの物欲をビンビン刺激する新製品が、今年はまさに大豊作なのです。パイオニアのSC-LX85は192kHzまでのソースの音源の32bit拡張に対応。ソニーのヘッドマウントディスプレイは、有機ELディスプレイによる未体験の3D映像を実現。シャープのBDレコーダーはスカパー！HDチューナー内蔵で、多チャンネル放送で自動録画が使えます。そんな、夢のある製品たちの速報を、一挙にお届けいたします。

「フラグシップ」という言葉はそうそう使えるものではありませんが、パナソニックから登場した超弩級BDレコーダーには、あえてフラグシップモデルの名を冠したい！小型化・高効率化と、物量投入によるさらなる高音質/高画質化を良質させてしまったパナソニックのBZT9000に、AVファンならば同社のかつてのフラグシップであるDVD-H2000を重ねないわけにはいかないでしょう。本特集では、BZT2000がいかにして最高峰の画質/音質を手中にしたのか、徹底解剖していきます。

ネットオーディオ。それは次世代のオーディオのスタイル。音楽ファイルをメインソースとし、その音源はインターネットやホームネットワークによってあらゆる場面で楽しむことができます。ディスクレス再生やCDクオリティを超えたハイレゾリューション音源は、音質面での新しい可能性を示しています。「Net Audio NOW」ではこのジャンルの現在進行形をいち早くお伝えしていきます。