iPodのパーフェクト・パートナー誕生

流行が集まる街の安らげるお店 極上のサービス空間を目指して

今回は去る11月に募集を行ったi-deckのモニターユーザー・プレゼントにご当選された、表参道の美容室「CLASICO(クラシコ)」からユーザーレポートをお届けしよう。

クラシコは東京・表参道にお店を構え、今年5年目を迎える美容室だ。お店のメインコンセプトは「お客様に安らぎを与えられる接客を大切に、“極上のサービス空間”を提供すること」だという。ヘア・メイクの他にも、カウンセリングやアフターケアを充実させるとともに、頭皮や体の内部からヒーリングしていくサービスも取り揃えている。多くの美容室が林立する界隈にあって、顧客や雑誌をはじめとするメディアからもとりわけ評判の高いお店だ。

昼間は暖かい陽の光が射し込むカットスペース

クラシコのもう一つのセールスポイントは、お店の空間をゆったりと演出するための“音楽”へのこだわりだ。音楽好きのスタッフがセレクトしたサウンドにより、極上のリラグゼーションスペースを提供している。お店のオーナーはミュージシャンのDEENと深い交流を持っており、メンバーのステージやメディアでの活動をヘア&メイクから全面的にバックアップしているという。

店内のゆとり溢れるスペースには、いつも心地良い音楽が流れている クラシコはミュージシャンのDEENが長年通っているお店でもある
音楽好きのスタッフが曲をセレクトお店のサウンドをi-deckで演出する
今回i-deckの楽しみ方を教えて下さったディレクターの河合通予さん

今回は導入後のi-deckの活用方法を、お店のディレクターである河合通予さんに詳しくうかがってみた。

クラシコではメインのサウンドシステムとして、CDチェンジャーを中心に店内4箇所に天吊りしたスピーカーで音楽を再生している。今回はお店の待合室にi-deckを置いて、順番待ちの時間もお客様にもっと心地よいリラグゼーションスペースを提供してみたいと考えたことがモニターユーザー応募のきっかけだったという。

カットルームとパーティションで区切られた待合室はちょっとした個室のようなスペースになっており、雑誌や書籍を読みながらくつろぐことができる。こちらにi-deckを導入した後のお客様からの反応は「とても好評」だという。スタッフの方々がセレクトした楽曲を、お店のiPodに取り込んだものを再生している。河合さんも普段よく聴く洋楽ミュージシャンの楽曲や、待合室のスペースをしっとりと包み込むようなアコースティック・ギターやジャズの曲をその日の雰囲気に合わせて選んでいるそうだ。

i-deckを置くようになってからしばらくの後、お客様の中には自分のiPodをかけて欲しいという人も現れるようになったという。「i-deckは色々な種類のiPodに対応しているので、お客様のリクエストに幅広く応えられるのも嬉しいですね」という河合さんだ。

河合さんご自身がはじめてi-deckの音を聴いた時の印象について訊ねてみた。「私は普段、ポータブルプレーヤーで音楽を聴くことが多いのですが、i-deckのようにしっかりとしたスピーカーで聴くと、こんなに濃厚な音になったのでとても驚きました」と河合さんは振り返る。

「はじめてのセッティングはとても簡単だったけど、持ち運びが楽にできることもi-deckの大きな魅力」であるという河合さん。待合室以外にも、着付けのお客様を迎える用途などに使われる、パーティションで区切った個室にi-deckを移動させ、ヘアメイクの間の贅沢な空間を演出したこともあり、「お客様にとても喜んでいただけた」のだという。

i-deckは本体背面にライン入力を備えているので、iPod以外にも様々なプレーヤーとつないで楽しむことができる。これからはiPod以外のオーディオ機器やパソコンとつないでみたり、もっと長めのケーブルを準備して広い空間でi-deckの音を鳴らしてみるなどレイアウトを工夫したいというアイデアも、次々とスタッフの方々から生まれているという。音楽好きのスタッフとi-deckのサウンドがあなたを歓迎してくれるお店に、ぜひ足を運ばれてみてはいかがだろうか?

待合室にi-deckをセット。お店のセレクトした音楽で、順番待ちのお客様に心地良くリラックスできるスペースを提供している コンパクトなi-deckは持ち運びも簡単。個室のお客様を迎えるプライベートシステムとしても活用されているという

〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4-2-17 古屋ビル3F
TEL:03-5775-2345
営業時間
月・水  11:00〜21:00
木・金  12:00〜22:00
土・日・祝 11:00〜20:00
定休日 火曜日

最寄り駅 千代田線、銀座線、半蔵門線
表参道A2出口 徒歩1分 FOXEY隣り

ホームページ

流行が集まる街の安らげるお店 極上のサービス空間を目指して

航空機での往復を少しでも快適に過ごしたいという理由からiPodを使い始めた。欧州や北米のフライトは10時間を越え、疲れがたまる。座席の狭さも嫌だがそれ以上に騒音が耐えがたい。ポータブルCDプレーヤーに遮音性能の高いヘッドホンをつないでしのいでいたが、ソフトの持ち運びが大変なのでiPodに乗り換えたのが数年前のことだ。

最初に買った第2世代機はいまだに愛用しているが、その後飛行機に乗らないときもなにかと使うようになり、購入したiPodの数も増える一方。iPod nanoとビデオ対応iPodも早々に手に入れて、周辺機器もいろいろ揃ってきた。

新しく手に入れたビデオ対応iPod、iPod nanoをライフスタイルに合わせて巧みに使い分け、活用しているという山之内氏だ

周辺機器の中で最近の一番の収穫は、モニター・オーディオのi-deckである。iPodをメインのオーディオシステムにつなぐのはケーブルやコネクタの取り回しが厄介で、見た目もすっきりしない。各世代のiPodに専用ベゼルを用意したi-deckならケーブルが邪魔にならず、幅45cm×奥行き20cmほどのスペースさえ用意すればすべてが収まってくれる。試聴室の一隅に置いた音楽サーバー用Mac miniの隣に並べるとデザインのまとまりもいい。

山之内氏の自宅試聴室。テスト用のレファレンス機器や数多くのソフトが並ぶ室内に、今回新たにi-deckが仲間入りした 音楽サーバーとして活用しているというMac miniと並ぶi-deck。期待通りの両者のデザインマッチングが心地良いという
流行が集まる街の安らげるお店 極上のサービス空間を目指して

iPodを何年も使い続けている理由の一つはずばり音の良さである。ポータブルオーディオらしからぬ自然なバランスで、アップルロスレスを使い始めてからは他のフォーマットを使う気がしない。i-deckの良いところは、そうしたiPodのバランスの良さをストレートに引き出すことと、見かけから想像できないほど良質で力のある低音を再生することである。実を言うとメインのオーディオシステムのある部屋に同居させるのはどうかと、最初は躊躇したのだが、使い始めてみるとまったく違和感がない。仕事とプライベートですっきり使い分けられるし、数時間鳴らし続けても疲れることがない。ラジカセやミニコンをオーディオルームに入れる気はしないが、iPodとi-deckは抵抗なく同居できる。

考えてみれば不思議なことだが、やはり音が肝心ということなのだろう。必要な情報はしっかり確保し、余計な音、嫌な音は付け加えない。そのシンプルさが欲しくても、思い通りに手に入れるのは意外と難しいのである。

専用のベゼルにより、各iPodとの接続に対応する仕様もi-deckの使い心地を高めている重要なファクターだ iPod nanoに対応するベゼルも新たに同梱。最新のビデオ対応iPodも4G 20GBのiPod用ベゼルで接続ができた

シンプルといえばi-deckの操作性もこれ以上はないというぐらいシンプルだ。付属リモコンで音量調整と選曲ができるが、それ以上のことはiPod本体で操作すればよい。複雑な機能はないが、外部入力や充電機能など、必要な機能は過不足なくカバーしている。外部入力はMac miniやノートパソコンをつなぐと便利だし、巷に出回っているPC用スピーカーとは次元の違う音が楽しめる。

iPod本体は次々に新機種が登場しているが、ドックコネクタが付いている限り、i-deckはベゼルを追加するだけで対応できる。最新バージョンのi-deckにはnano専用ベゼルが付いているし、薄型の最新iPodは従来のベゼルがそのまま使える。この柔軟性の高いシステムを考えたモニター・オーディオのデザイナーも、きっとiPodのヘビーユーザーに違いない。

オーディオ・ビジュアル評論家。弊誌「AVレビュー」「オーディオ・アクセサリー」においても数多くのデジタルギアをレビューしている。インターナショナルCES、IFAベルリンショーをはじめとする海外の大きなイベントや、世界各国のオーディオブランドへの取材に出かける機会も多く、iPodは常に肌身外さず持ち歩いているというヘビーユーザー。自身もコントラバス演奏者として活躍する音楽のスペシャリストだ。