巻頭言

スタンダードアワード

和田光征
WADA KOHSEI

６月17日、小社発行の月刊「ＡＶレビュー」および小社運営のオーディオビジュアル＆ホームシアターのポータルサイト「ファイルウェブ」上でビジュアルグランプリ ２００５ ＳＵＭＭＥＲが発表された。同時に販売店サイトや店頭ＰＯＰなどがＶＧＰマークで賑やかになって、ボーナス商戦が盛り上がってきた。
中でもＶＧＰへのヨドバシカメラの取り組みは圧倒的で、完全にＡＶ機器販売のツールとして組み込まれ、社員教育までしっかりされてＶＧＰそのものをお客様に説明されている。
「ヨドバシ・ドット・コム」をご覧になっただろうか。１日のページビューがトップページだけで５００万、１ヵ月１億５０００万ページビューだから、日本の流通サイトではNo.１と言っても過言ではないだろう。そのＡＶ欄でビジュアルグランプリはコラボレーションされ、常設されている。ヨドバシカメラさんによると過去10年間の同店のヒット商品とビジュアルグランプリ受賞モデルが符号していることから、小社とのコラボレーションを考えたとのこと。小社も月刊６０００万ヒットを誇るポータルサイト「ファイルウェブ」を運営、そのサイト上でビジュアルグランプリ、オーディオ銘機賞を発表しており、大歓迎となった。
３年目を迎え、より充実してきたことからビジュアルグランプリ ＳＵＭＭＥＲが設けられ、発表された訳である。
本来、ウェブサイトはNo.１に閲覧者が集結する特性を持っており、それぞれのジャンルでのNo.１同士のコラボレーションが恒常化し、さらに力を高め合っていく。
幸い小社が運営する「ファイルウェブ」はオーディオビジュアル＆ホームシアターでは圧倒的No.１で、それは様々な調査でも結論づけられている。そして、オーディオ誌では「季刊オーディオアクセサリー」「アナログ」、ＡＶ誌では「月刊ＡＶレビュー」、ホームシアター誌では日本で唯一の定期刊誌「ホームシアターファイル」、業界のトータル情報誌では「Ｓｅｎｋａ２１」を擁し、それぞれが「ファイルウェブ」へのコンテンツメーカーであり、「ファイルウェブ」を中心軸にして衛星の如く存在し、バリューチェーン化、相乗効果を挙げ、総合力としてパワーアップしているのである。
No.１サイトの「ファイルウェブ」と流通のNo.１サイト「ヨドバシ・ドット・コム」のコラボレーションは必然だったのであり、ＡＶ＆ホームシアターショップの専門店アバックのサイトとの連携もまた当然の帰結だったのである。
そして、ビジュアルグランプリはキー局となっている「ファイルウェブ」のページからすべての流通へ直結する仕掛けになっており、あたかも自社で運営しているようなことも簡単にできるので、大いに利用していただければと思う。
ビジュアルグランプリは業界繁栄のためのスタンダードアワードとして、さらに強化し、とりわけ年末商戦に向けた、ビジュアルグランプリ２００６では、インターネット、雑誌、一般誌を交えての大イベントとして計画中であり、今から注目していただきたい。

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