●特集1・逸品、掘り出し物を探せ!●

隠れた銘機、超ハイCP機の発掘から使いこなしまで


バブル崩壊、価格破壊という波を経て、現在市場では 「支払った金額に見合うもの、あるいはそれ以上の価値が感じられるもの」 しか商品価値が認められない状況になっている。

これは生活必需品だけに限った話ではない。 オーディオをはじめとする趣味の世界でも同様である。そのような状況下、本当に購入する価値のあるものを選ぼう、というのが今回の企画の趣旨である。

もちろん、趣味嗜好の世界であるから、ここに登場したすべての製品がすべてのオーディオファンに 諸手を挙げて歓迎されるとは思わないし、また、ここに登場しなかったモデルでも、「逸品、掘り出し物」に値するものがたくさんあるであろうことは承知している。

本企画をきっかけに、「逸品、掘り出し物」という視点が、 製品選びの主軸のひとつとして多くのオーディオファンに考えていただければ幸いである。

企画スタート時に、編集部から各筆者へ出した要望は以下の通り。

「逸品、掘り出し物という呼び方がふさわしいオーディオ製品を いくつか選んでください。安くていい物、つまりハイCPモデルという考え方でも もちろんOKですが、高くていい物、例えば、定価100万円でも200万円以上の価値が感じられるもの、というモデルでも結構です。価格に関係なく、隠れた名作、ぜひ読者に紹介したいものでもいいです。とにかく、逸品、掘り出し物として推薦したいものをいくつか選んで下さい」

さて、各筆者が選び出した製品はどんなものか? そして、それをどのように使いこなすためのラインナップを組んだのか? それは本誌でご覧下さい!!