入門者・ミドルクラスのセンターユニット選び

シンプルで簡単 しかも音質のよいシステムを聴く

オーディオがゼネラルとハイエンドに2極分化し、 しかもハイエンドの普及価格帯はシアターが席巻している中、 いい音と音楽を聴きたいという資質を持つ、 入門者やミドルクラスの人たちにとっては、 何を選んでよいかわからない状況にある。 ここでは、よりシンプルでリーズナブルプライス、 しかもかなりの音の楽しめるソースユニットと プリメインアンプの組み合わせを提案していく。

2+1システム あくまでも音楽再生を目的 省スペース、省コストのシステムアップ

前号の特集でこの2+1の試聴を大々的に行った。 かつて3Dシステムと呼ばれたもので、 左右2本の小型スピーカーに、サブウーファーをプラスし、 省スペース、省コストで本格的なサウンドを実現するものだ。 積極的な意味合いとして、 小型スピーカーのメリットである音像の深さや定位のよさをそのままに、 低音域も充実させ目的もある。 オーディオのソースが多様化し、 CDやDVDビデオ、DVDオーディオとSACDなどワイドレンジのソースが 当たり前になっている現在、それにリーズナブルに対応しようというシステム提案である。 もちろん今後のマルチチャンネルへの発展性も十分だ。 今回は、前号以降登場した、2+1システムを試聴してみた。 いずれも、エントリークラスに最適なモデルである。 試聴執筆は前号と同じ、小林貢氏。