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DHT-M730

DENON
DHT-M730

¥75,000(税抜)

発売:2004年11月上旬
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横幅210mmのコンパクトなAVアンプを採用した5.1chシステム

【SPEC】
<AVサラウンドアンプ/AVC-M330>●実用最大出力(負荷6Ω、EIAJ):20W×5、サブウーファー 20W ●入力感度:300mV ●インピーダンス(アナログ入力):47kΩ ●周波数特性:10Hz〜50kHz +1.5、-3dB(LINE、ダイレクトモード時) ●SN比(IHF-A):90dB(LINE、ダイレクトモード時) ●消費電力:70W(スタンバイ時1W以下) ●外形寸法:210W×70H×325Dmm(足、ツマミ、端子を含む) ●質量:3.9kg
<フロント・サラウンドスピーカー/SC-TM730>●形式:2ウェイ3スピーカー、P.P.D.D.方式、バスレフ型、防磁設計(EIAJ) ●ユニット:5.7cmコーン形ウーファー×2、2.5cmバランスドーム形トゥイーター×1 ●外形寸法:240W×908H×275Dmm(台座含む) ●質量:3.3kg(1台)
<センタースピーカー/SC-CM330>●ユニット:5.7cmコーン型×2、2.5cmバランスドーム型×1 ●最大許容入力:30W(EIAJ)、80W(PEAK) ●入力インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:120Hz〜20kHz ●外形寸法:W210×H79×D133mm(サランネット、DENONマーク含む) ●質量:1.0kg
<スーパーウーハー/DSW-M330>●ユニット:16cmコーン型×1 ●最大許容入力:60W(EIAJ) ●入力インピーダンス:6Ω ●再生周波数帯域:30Hz〜240Hz ●外形寸法:W210×H322×D304mm(サランネット、DENONマーク含む) ●質量:4.9kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

横幅210mmのコンパクトなAVアンプを採用

DVDの視聴環境が拡大する中でも、相変らずテレビ、ビデオデッキにDVDプレーヤーが加わったという、寄せ集めな感じの映像システムがまだまだ主流だ。この暮れもフラットテレビにしようか、DVDレコーダーにしようか迷った方も少なくないと思う。サラウンドシステムがその次になってしまうのは、刺激の多い映像系が優先されるので仕方ないところである。

スポーツやコンサート中継などのサラウンド放送もデジタル化によって増えているし、もちろんDVDによる映画鑑賞にサラウンドは不可欠なのだが、サラウンド環境導入が後回しされているのはもったいない。映画館での興奮の多くは音によることを思い出して欲しいものだ。その環境作りに貢献できるシステムを紹介する。デノンのホームシアターシステム「DHT-M730」だ。

特徴的なのはスリムなタワー型のサテライトスピーカーだ。スピーカーは小さい方がいいと思っても、適当な棚がなければ置き場所に困る。結局中途半端な置き方でインテリア的にも音場再現にも支障をきたすことになる。センタースピーカーもユニット共通の2ウェイ3スピーカーで、デノン独自のP.P.D.D.方式により低音再生の強化が図られている。サブウーファーは16cmユニット収納のバスレフ型でアンプ部と幅共通でコンパクト。

幅210mmと扱いやすいサイズのアンプ部にはあらゆるサラウンド機能と豊富な入出力端子を装備。機能面での不足はなく、薄くなっても場所をとるスタイリッシュなモデルより実用性は高い。各ch20Wのパワーも実使用上の問題とはならない。

シリーズのDVDプレーヤー「DVD-M330」との組合せ視聴を行った。サウンドの重心がいくらか中高域寄りにあり、サブウーファーの置き場所を含めて音楽再生では音質のバランス調整をした方がベターだろう。適度な音場表現と繊細さが持味なので、抑えめな音量での雰囲気作りに効果を発揮しそうだ。

(text:麻野 勉)