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PIONEER
XW-HT1
(Smart theater HT1)
\OPEN(予想実売価格25,000円前後)
テレビなどに追加するだけでサラウンドが楽しめるワイヤレスリアスピーカー。カラーはシルバー(-S)とブラック(-K)の2種類を用意
【SPEC】
<トランスミッター部>
●入出力端子:アナログ音声入力2、アナログ音声出力1、サブウーファー出力1 ●外形寸法:255W×58.5H×121Dmm ●質量:0.6kg
<ワイヤレスリアスピーカー部>
●型式:密閉式、7cm (コーン型) ●外形寸法:461.5W×176.5H×95Dmm (アンテナ部の突起含まず) ●質量:2.9kg
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
手軽に楽しみたい方におすすめしたい
レーザーディスクの時代にテレビとオーディオの距離がいくらか縮まった感じはあったが、確実となってきたのはやはりDVDの普及が進んでからだろう。映画ソフトなどをサラウンドで視聴してしまうと、2チャンネルの物足りなさがハッキリしてしまう。だからホームシアターシステムを体験する機会が増えれば、より普及が進む筈だ。しかし当然障害はある。予算と置き場所ということに集約されようか。
このパイオニアのデジタルワイヤレススピーカーシステムXW-HT1は一つの提案である。現在お持ちのテレビのオーディオ部分をそのまま生かそうというものだ。本機のトランスミッター部にはSRS社のプロセッサーが搭載され、ステレオ音声からリア音声を創出し、ワイヤレスリアスピーカーから出力する。フロント側はテレビのスピーカーを利用する。
大きなメリットは、無線LANなどに使用される2.4GHzデジタル伝送方式を採用しているので、自由なセッティングで高音質再生が得られるというものだ。スピーカー部はスリムなので置き場所はあまり選ばないが、試聴しながらベストな位置に置きたい。
操作はトランスミッター部かリモコンで行うことになり、動作状況はトランスミッターで視認できるが、表示がやや小さい。シネマ、ミュージック、ワイヤレスステレオの3種類のサラウンドモードがあり、特にワイヤレスステレオは音楽を楽しむには便利。
7cmコーンユニットによるサウンドはレンジはあまり広くなく、中域にバランスされる。要はテレビ音声を主体として使用するので、サラウンド再生時のバランスを調整するのは少しコツがいる。リアは抑え気味にして使用するのが無難だろう。また音量調整もテレビとリア部を別々に操作する必要があることにも注意したい。手軽に楽しみたい方におすすめしたいモデルだ。
(TEXT:麻野勉)