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SW-508-ML

KENWOOD
SW-508-ML

¥38,000(税抜)

発売:2004年7月上旬
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ユニットを2つ積み、1つを斜め下に配置したサブウーファー

【SPEC】
●形式:アンプ内蔵バスレフ方式、16cmコーン型ウーファー×2 ●定格消費電力:100W ●再生周波数帯域:30Hz〜1,000Hz ●出力音圧レベル:86dB ●外形寸法:約219W×439H×392Dmm ●質量:約14.5kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

ユニットを斜めに配置したサブウーファー

このケンウッドの新型サブウーファーはユニークだ。通常は床に向けて配置されるウーファーユニットでは音圧が足りず、必要であるはずのミッドローあたりの音域までカットされるという弊害は避けられない。ならばとユニットをダブルにして、斜めに向いたウーファーを加えたのが「スレイティング・レイアウト・ウーファー」と称する独自の配置法だ。

フロントのパンチメタルから覗くと確かに16cmのウーファーが斜めに配置されているのが見える。フレームやマグネットが大きく強固な印象のユニットが2本も搭載されているのは頼もしい。バスレフポートは正面にあり、エンクロージャーはきれいなウッドで、底部はふさがれている。底面の影響を受けないのはメリットだが、インシュレーター等の併用が好ましいと思う。内蔵アンプは定格100Wの高出力だ。

一瞬風を感じた。気のせいではなくポートからふっとエアーが噴き出すのだ。その低域はタイトでキレがよく、スピード感があって力強い。『トゥームレイダー2』の冒頭で村が崩れるシーンでは、地鳴りの重量感が凄まじい。『HERO』の大群が矢を放つシーンの分厚い響きや空間が雄大になる効果も上々。あなたのシステムの土台をがっちりさせてくれること請け合いだ。

(text.林正儀)