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M-8f

LUXMAN
M-8f

¥650,000(税抜)

発売:2001年
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圧倒的なスケール感と究極の音楽再現性の融合

【SPEC】
●入力感度:1V/250W(8Ω) ●入力インピーダンス:COAXIAL/33kΩ、BALANCE/65kΩ ●全高調波歪率:0.004%以下(1kHz/8Ω)、0.08%以下(20Hz〜20kHz/8Ω) ●周波数特性:20Hz〜20kHz(+0、−0.1dB)、10Hz〜100kHz(+0、−1.0dB) ●S/N比:120dB(IHF-A) ●入力端子:COAXIAL(RCA)L/R、BARANCE L/R ●出力端子:バナナプラグ対応大型スピーカー端子 ●最大外形寸法:467W×212H×482Dmm ●質量:40.5kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

全域に渡り、ナチュラルかつ高鮮度なサウンドを実現

本機は、同社ステレオパワーアンプのトップモデル「M-10II」級の強力な電源部を搭載し250W/ch(8Ω)というハイパワーを得ている。

回路面での特徴は、カーオーディオ用パワーアンプに先行採用され、その優位性を広く認めさせたODNF(オンリー・ディストーション・ネガティブ・フィードバック)回路の搭載にある。超広帯域・ハイスルーレート、低歪な増幅回路を開発し、従来の負帰還回路では避けられなかった位相補正を排除。さらに出力から歪成分だけを検出して出力段にフィードバックするという手法を採ることで、音楽信号にはフィードバックがかかることがなく高スルーレートと広帯域を実現しようと言うものだ。

第一級のサウンドクオリティを有していると実感した。非常に広いfレンジが確保され、インフラソニック領域までの伸び、高い分解能、正確な情報が得られ低音楽器の空気感や演奏の場のエアボリュームを的確に引き出してくる。また、一般的にはドライブが難しいとされるインフィニティ“シグマ”をあたかも小型システムのように軽々と鳴らしきる高いドライブ力を有している。中域も充実感があり、質感もナチュラルでヴォーカルなどは声量感豊か。そしてピアノのアタック音なども芯がしっかりとしたタッチで、生命感溢れるフレーズが聴ける。高域方向も滑らかでハイパワーアンプにありがちな荒さはなく、きめの細かさが感じられる。

(text:小林貢)