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PS7400

MARANTZ
PS7400

¥100,000(税抜)

発売:2003年12月
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ドルビープロロジックIIxに対応
高級オーディオを意識した音作り

【SPEC】
●実用最大出力:160W×7 ●入出力端子:光デジタル入力4/出力1、同軸デジタル入力3/出力1、7.1chアナログ入力1、7.1chプリアウト1、アナログ入力9/出力5、Sビデオ入力5/出力2、ビデオ入力5/出力3、コンポーネント入力2、モニター出力3(コンポーネント1/ビデオ1/Sビデオ1)、RC-5端子2、RS232C端子1、ヘッドホン端子1、IRフラッシャーイン1、DCトリガー1 ●最大外形寸法:440W×162.3H×463Dmm ●質量:14.0kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

低域から高域まで同じ分解能を目指している印象

型番から分かるように、このAVアンプはPS7300の後継機だ。

主な変更点はドルビープロロジックIIxに対応したということ。これにより5.1チャンネルはもちろん、2チャンネルの音源からも6.1、あるいは7.1チャンネルに変換できることになる。もちろんDTSのNeo:6にも対応している。

音声デコーダーにはシーラスロジックの32bitのDSPであるCS49400を使用。同軸デジタル入力端子は3系統、光が4系統と充実している。。7チャンネルアンプは、マランツの高級ステレオアンプにもよく使われている電流帰還型になっている。帰還量(NFB)が多いのに副作用が少ない方式であり、広帯域特性が得れる優秀し制動力も高い方式だ。

高級オーディオ機器を意識した音作りだと思う。音楽ソフトはさらりとした質感であり、細部を整理せずにくっきりと浮き彫りにする傾向だ。切れ味良好なのだが中域を強調するわけではない。低域から高域まで同じ分解能を目指している印象なのである。

アンプの特性の優秀さを反映しているのだろう、低域はよく引き締まっている。制動力があるので低域が膨脹しないからだ。もちろん情報密度は十分あり映画の台詞は明瞭。そして音場の3次元展開が小気味いい。

音楽ソフトを重視する人、台詞の鮮度を重視する人、小空間にて自然な広がり感の音場を求める人に好適だ。

(text:吉田伊織)