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AT-PT2002

AUDIO-TECHNICA
AT-PT2002

¥51,000(税抜)

発売:2001年4月21日
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オーディオテクニカ40周年記念モデル

トップフローティング4点スパイク構造など音質を追求した仕様を満載

【SPEC】●定格電圧:AC100V、50/60Hz ●アウトレット:3P×4口 ●外形寸法:180W×63H×120Dmm ●合計定格電力:1500W(15A) ●インレット:3P ●質量:約1,650g

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

明快な輪郭と重低音の再現が魅力的

AT-PT2002は、オーディオテクニカが創立40周年を記念して発売した電源ボックス。明工社のホスピタルグレードにロジウムメッキを施したコンセントを使用したほか、専ら不要振動の排除に配慮が向けられている。高剛性アルミ押し出しケースにインナースタビライザーを装着して本体の振動を吸収。フローティングロッドを通してスパイクに振動を逃がすメカニカルアースも採用している。内部配線はPCOCC単線。インレットはフルテック製で、天面中央に配置されている。音調は非常に生真面目な印象で、広いレンジにわたってエネルギーが確保されている。ことに低域のS/Nがよく、輪郭のディテール把握が見事だ。
(井上千岳)

AT-PC2002は、コンセントボックスPT2002と合わせて開発されたオーディオテクニカ初の高級電源ケーブル。エネルギー密度の豊かな低域、柔軟な中間帯域、高域はきめ細かく伸び切って帯域は広い。マイルド系の柔軟な音質が基調になり、あまり鮮明に描くタイプではないが、ナチュラリティのある落ち着いた音質。素直で厚い再現力が基調。低音のダンピングは抑えているが低音楽器の力感を太く引き出し、重低音の再現性は魅力。高音の繊細感がもう少しほしいが情報量は多く、ボーカルは温かくとても滑らかだ。なおアンプ直結よりも、試しにコンセントボックスと組み合わせた方が分解力は高く出てきた。

(text.福田雅光)