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TH-LB3

TH-LB3

¥OPEN(予想実売価格36,000円前後)

発売:2011年11月上旬

iPodデジタル接続対応のバースピーカーシアターシステム

【SPEC】●実用最大出力:60W ●スピーカー形式:1ウェイ4スピーカー バスレフ方式(非防磁) ●周波数帯域:75Hz〜23kHz ●入力端子:アナログ×1、デジタル(光1、同軸1)、サブウーファー出力、コンポジット映像出力、HDMI(入力2、出力1) ●消費電力:28W(動作時) ●外形寸法:600W×75H×148Dmm(本体のみ) ●質量:3.1kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

iPodデジタル接続対応のバースピーカーシアターシステム

スリムなバータイプの本体に、4基のスピーカーを搭載するフロントサラウンドスピーカー。薄型テレビの前面へ手軽に設置ができ、加えて前面中央にプッシュ収納式のiPodドックを内蔵していることも特長だ。

本体横幅は60cmで26〜32V型テレビに程よくフィット。設置性の面では、テレビのテーブルトップスタンドをまたいで本機が置けるよう、3段階に高さが調節できるスピーカースタンドを採用する。テレビのリモコン受光部を本機が隠してしまう場合に備えて、リモコン信号転送ケーブルも付属。壁掛け設置にも対応した。

接続端子は光デジタルに加えて、HDMIを入力2基、出力1基用意。HDMI利用時にはテレビの音声を受け取るARC、電源連動などを行うCECが機能する。なおシリーズには、iPodドックとHDMI端子の有無が異なる、TH-LB1とTH-LB2も用意されている。

本機をテレビに接続してまず感心させられるのは、声の厚みと表現力だ。肉声感を増しながらもより明確で聞き取りやすい。特に映画に限らず、テレビ番組を楽しむ際にもこの点は大きなポイントである。

フロントサラウンド機能「SRS StudioSound HD」も実に効果的だ。試聴は37V型テレビとの組み合わせで行ったが、オフの状態では音場の幅はテレビの幅よりも狭い。しかし機能をオンにすると音場の幅がテレビの幅を大きく上回るようになり、前後の立体感も増す。例えば「エンジェルウォーズ」の天井の高い寺院での音の響きから生まれる空間性、振り回される長刀の派手なサラウンドの再現性も満足できるものとなる。

iPodでの音楽再生も、低音は強く押しだし過ぎず良バランスで、ちょっとしたiPod専用スピーカー並だ。加えて「SRS StudioSound HD」をオンにすると音場がぱっと広がり、シンバルとベースが強調されてメリハリを強める。パーソナルサイズのテレビの音質強化とiPodのスピーカー再生の一挙両得なシステム。一人暮らしや個室のAV環境を一気に改善したい方には特におすすめだ。

(text:高橋敦)