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CG-WP10

VICTOR
CG-WP10 (PICSIO)

¥OPEN(予想実売価格30,000円前後)

発売:2010年9月上旬
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【SPEC】●記録メディア:SDXC/SDHC/SDメモリーカード ●動画記録方式:MPEG-4 AVC/H.264(MP4) ●撮像素子:1/3.2型CMOSセンサー ●総画素数:513万画素 ●有効画素数:動画時209万画素/静止画時340万画素 ●液晶モニター:3.0型タッチパネル液晶(23万ドット) ●静止画記録(最大):5M ●ズーム倍率:デジタルズーム4倍 ●手ブレ補正:電子式(動画時) ●出力端子:USB2.0、HDMI(ミニ)、AV端子 ●外形寸法:60W×101H×25Dmm ●質量:約152g(撮影時)

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

3m防水機能採用で撮影フィールドを広げたフルHD対応“PICSIO”

身近に起こった様々なシーンを動画・静止画で撮影して、外出先からネット上にアップする。そんな新たな撮影の楽しみ方をもたらすビデオカメラとして、 JVCは昨年“PICSIO(ピクシオ)”シリーズをデビューさせた。このカテゴリーの商品は特に北米市場で人気を呼んでおり、すでに数多くのメーカーが参入している。高性能なカメラ付き携帯電話が存在する日本では思うように市場が拡大していないようだが、それでも高い携帯性により気軽に撮影できるカメラとして支持する声は少なくない。

今回第2世代の“PICSIO”が誕生した。「GC-WP10」はよりアクティブな撮影シーンが広げられるよう、防水機能を加えて登場した。その防水機能は水深3mまで対応できるもので(JIS/IPX8相当/30分まで使用可能)、シュノーケリングや水辺、さらに突然の雨といった撮影シーンでも水濡れを気にせず利用できる。

防水機能が加わったことで従来機よりも大きさ質量ともにややサイズアップしているが、それでもポケットに入れてもほとんど気にならない大きさだ。操作系は新たにタッチパネル液晶を採用。モニターサイズは従来機の2.0型(11.5万ドット)から3.0型(23万ドット)へと大幅に拡大されて視認性が高まると同時に、タッチ式オペレーションを採用したことで使い勝手の向上も図っている。録画スタート/ストップをはじめ、電子ズーム、撮影モードの切替など、ほとんどの操作をこのタッチ操作でサポートする。レスポンスは適度な速さと実感した。

動画は本体を縦型に構えて撮影する。3.0型モニターの上部に映像がプレビューされる。対して静止画は3.0型をフルに活かせる横型の撮影ポジションにも対応している。画質はフルHDでの動画撮影が行えるようになったが、YouTubeなどがHD対応したのに合わせたクオリティと考えるべきだろう。音声はステレオで記録できるし、静止画も500万画素相当のクオリティを確保している。レンズの周辺の歪みもこのカテゴリーの商品としては少ない方だ。

ネットワーク対応の機能は使いやすい。カメラ本体に編集・管理用ソフトウェア「LoiloScope EX」を内蔵したため、出掛けた先のPCにインストールしなくても、すぐにネット上へ撮影した素材をアップロードできる。内蔵ソフトはカット編集や映像のエフェクトにも対応している。さらに「デコスタンプ」といった楽しいアプリも加えられ、使い方によっては相当に楽しい映像がアップロードできるようになる。

また、アップル社のiMovie '09に最適な「iFrame記録モード」も搭載するなど、Macユーザーでも快適に使えるのも嬉しい仕様と言える。悪条件下でもシーンを選ばず撮影でき、素材をネット上にアップして楽しむ。そんな使い方に格好の一台になりそうだ。

(text:会田肇)