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EX-BK1

VICTOR
EX-BK1

¥OPEN(予想実売価格65,000円前後)

発売:2010年2月上旬
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“ウッドコーンオーディオ”初のピアノブラックモデル

【SPEC】●実用最大出力:30W+30W ●音声入力:アナログ×1 ●音声出力:光デジタル×1、ヘッドホン×1、サブウーファー×1 ●映像出力:D2×1、S×1、コンポジット×1 ●再生可能メディア:DVDオーディオ/DVDビデオ/DVD-R・RW/CDなど ●サウンド:K2テクノロジー、3Dフォニック、BASS/TREBLE音質調整

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

エントリー機をベースに開発されたシンプル&スタイリッシュなブラックモデル

ウッドコーンオーディオの入門層にうってつけのエントリーモデル「EX-AK1」をベースに開発された本機。フルレンジならではの定位よさを手軽に味わえる人気モデルになりそうだ。価格が手ごろなのもうれしい。

小ぶりな8.5センチ口径のユニットは構造が上位機と若干異なる。アンプパワーも20W+20Wだ。エンクロージャー、センターユニットともに粋なブラック仕上げによって、イメージを一新した。

スピーカー外装の多層塗りやバフがけの美しさはさすがといえるもので、クールなかっこよさがある。EX-BR3との違いを見ておくと、竹の響板がないことと、チェリーの響き棒の形状が異なっている。また木製(メイプルチップ)の吸音材が羊毛、フェルトの吸音材となっている。USB入力はないが、ビクター伝統のK2テクノロジーは無論搭載している。

本機も実に鳴りがよい。ユニットや響き棒などの違いから、上位機EX-BR3と音の広がり感は異なるが、キリっとした明るい音色が好印象だ。聴き慣れたジェニファー・ウオーンズが、すっきりと爽やかなヌケ出し。MISIAはパンチ力のあるボーカルが魅力的。若々しさが加味された感じだ。リズムが立ち、背景のコーラスなど細やかなニュアンスまで包み込むようなタッチで楽しませてくれる。

音量を欲張らなければ、シンフォニーなどもいける。定位のしっかりしたナチュラルなステレオイメージだ。ガンガン鳴らすタイプではないが、タフなロックもなかなかいける感じだ。太いリズムやギターのディストーションも小気味よくキマった。インテリアにしっくりと調和する音のよいシンプルシステムだ。ウッドコーンの裾野を広げる新顔として期待したい。

(text:林正儀)