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DHT-S500HD

DENON
DHT-S500HD

¥OPEN(予想実売価格59,800円前後)

発売:2009年7月下旬
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HDオーディオのデコーダー搭載のフロントサランドシステム

【SPEC】
<アンプ部>●入力端子:HDMI 3(うち前面 1)、S ビデオ 1、コンポジット 2、アナログ音声 3、光デジタル 1 ●出力端子:HDMI 1、コンポジット 2、アナログ音声 1、プリアウト(SBL/SBR/SW) 各1、ヘッドホン 1 ●その他:Dock コントロール端子 1、セットアップ用マイク入力 1 ●定格出力:フロント 27W+27W、センター 27W、サラウンド 27W+27W、サブウーファー 27W(6Ω、1kHz、THD0.7%) ●実用最大出力:フロント 34W+34W、センター 34W、サラウンド 34W+34W、サブウーファー 34W(6Ω、JEITA) ●スピーカー適合インピーダンス:6〜16Ω ●入力感度:入力インピーダンス:140mV/47kΩ ●周波数特性:10Hz〜100kH(+1,-3dB、DIRECTモード時) ●S/N比:95dB(JIS-A、DIRECTモード時) ●消費電力:130W(スタンバイ時0.3W) ●外形寸法:434W×70H×318Dmm ●質量:6.2kg
<サテライトスピーカー>●形式:フルレンジ・2スピーカー、密閉型 ●再生周波数特性:80Hz〜30kHz ●入力インピーダンス:6Ω ●外径寸法:85W×188H×115Dmm ●質量:0.9kg(1台)
<サブウーファー>●形式:1スピーカー、バスレフ型 ●再生周波数特性:30Hz〜300Hz ●入力インピーダンス:6Ω ●外形寸法:W136×H420×D307mm ●質量:4.8kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

多彩な機能を搭載し、最新のエンターテインメントに対応

一見フロントサラウンドの簡便なシステムのようだがそうではない。デジタルレコーダーとのコーディネートを想定した薄型デザインだが、「AVC- S500HD」は63,000円で単売もされており、ドルビーTureHD、DTS-HD Master Audioのデコードに対応した5.1chサラウンドアンプである。こちらに2.1chのスピーカーパッケージ「SYS-S500CS」を組み合わせ、ドルビーバーチャル機能との組み合わせで、まずは手軽にフロントサラウンドから、という着想のシステムである。

AVC-S500HDには、6chのパワーアンプが内蔵されており、後からオプションのセンター、サラウンドスピーカーを追加すればリアル5.1ch環境に発展できる。

小澤征爾のBD『幻想交響曲』から聴いてみよう。LPCMステレオ音声を選択。「ダイレクト」は生真面目過ぎる音質で、「ステレオ」の方が立体感と演奏の重量感が出る。「DSPシミュレーション」が適用できるが、クラシック系モードはない。MultiEQは使用可能だ。

ソフトの音声をリニアPCM5.0chに切り替えてみよう。「VSボタン」でサラウンド機能をON/OFFするのだが、「VS Ref」と「VS wide」があり、後者がリアル5.0再生に近い。

次にブロードウェイミュージカルを収録したBD『レント』(DTHD)を聴いた。ステレオ再生は鮮鋭感があるがややハイ上がりな印象、コーラスの解像感は高く、主役シンガー陣の声質を躍動感豊かに巧みに描き分ける。5.1chを選択して「VS Ref」にすると劇場のライブな臨場感が出てくる。

次に再生したのがBD『ワルキューレ』。あえて言うなら定格出力27W×6というスペックからは若干パワーが不足しているようにも感じられるが、ボリュームを80まで上げたが、音場に劇場的な高さ、密度がバーチャルできちんと出る。SYS-500CSは高さ60cm位のスタンドを使ってのセッティングだったが高さの表現に優れ、2本のスピーカーが独軍用機の飛行の高低差を鮮明に描き分ける。背後にまでは行かないが頭上をかすめて広々と飛んでいく。エンジン機関音の焼け付くような質感まで描く。小型だが雄弁で表現するものの大きな好製品だ。

(text:大橋伸太郎)