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DCD-755SE

DENON
DCD-755SE

¥43,000(税抜)

発売:2009年6月下旬
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192kHz/24bitのDACを内蔵し、より歪み感の少ないサウンドを実現したCDプレーヤー

【SPEC】●チャンネル数:2チャンネル ●周波数特性:2Hz〜20kHz ●SN比:110dB ●ダイナミックレンジ:100dB ●全高調波歪率:0.0025%(1kHz)●消費電力:9W ●外形寸法:434W×107H×279Dmm ●質量:4.2kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

「AL24 Processing」を搭載し、高音質化を徹底

数えて第6世代となる今作SEと前作AEの最大の違いは、USB端子が装備されたことだろう。これでiPodやUSBメモリーに保存したWMAやMP3などのデジタル音源を再生することができる。フロントパネルは美しい曲面構成で、叩いてもほとんど筐体が鳴かない。ボンネットも結構厚手の鉄板で鳴きは少なめ、底板と裏板はさらに分厚く、ほとんど鳴きがない。足は大径の樹脂製で結構丈夫な方だ。出力端子はアナログがRCA×1、デジタルがTOS×1とシンプルだが十分なもの。フロントにはヘッドホン端子(標準)が装備されている。ACは直出しで、コードはそこそこの太さを持つ小判型断面のものだ。

自宅リファレンス機器につないで聴く。クラシックは広大な音場の中を超微粒子の音楽成分が縦横無尽に飛び交い、特に奥行き方向へ広大なコンサートホールを描き出す。高級プレーヤーと比べるとやや音像の実体感が薄めだが、大太鼓や低弦の厚みまでしっかりと描き出すのだから大したものだ。中〜高域の軽やかに駆け回るような表現、華麗に散乱するシンバルの輝きなどは、相当の高級でもなかなか味わえないレベルといっていい。

ジャズはまず低域方向の伸びと厚みに驚かされる。しかもだらしなく膨れた低域ではなく、ウッドベースはややソフトながらほぼ実物大の音像を保持し、バスドラムもそこそこ皮の張りまで見えてくるスピード感を持つ。音場の広さはAEの時も755でなければ味わえない境地があったが、今作にもそれが引き継がれているようだ。

ポップスはイントロのエレキベースが実にしっとりと生々しく響き、そこへピンポイントの定位でボーカルが乗る。節回しや強弱を巧みに表現し、歌い手の意図を克明に描き上げていると思わせる表現が素晴らしい。試聴ソフトは割合に残留ノイズが多いのだが、それがほとんど気にならない。音楽情報の"力"が強いのであろう。

最後にDCD-755SEとPMA-390SEをつないで聴く。若干ローエンドへ向けて厚みを増す755と、中〜高域へ向けて類希な解像度を持つアンプが組み合わせられると案の定、大変な相性の良さを聴かせてくれた。大変にワイドレンジで厚みも十分、スケール感とスピード感、厚みと力感を高いレベルで両立した、素晴らしい表現を聴かせてくれた。クラスの定番モデルが、また更なる高みを獲得したといって間違いないだろう。この組み合わせでオーディオ入門を果たす若い音楽ファンは幸せである。

(text:炭山アキラ)

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