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TriPort

BOSE
TriPort

¥19,800(税抜)

発売:2002年11月20日
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高音質と小型・軽量を実現したヘッドホン。通販専用モデル

【SPEC】
●型式:密閉ダイナミック型(ポート付) ●ドライバーユニット:φ35mm ●感度:97dB/mW ●インピーダンス:32Ω ●イヤーカップ可動範囲:垂直±15゜、水平±20゜ ●ヘッドバンド調節幅:最大35mm(左右) ●入力プラグ:φ3.5mmステレオミニプラグ ●外形寸法:152W×191Hmm ●質量:140g(ケーブル含む) ●本体カラー:グレーシャーブルー、スレートグレイ、シルバー ●付属品:キャリングポーチ、延長ケーブル(145cm)、ステレオ標準変換プラグ

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

やはりひと味違うボーズのヘッドホン

BOSEがヘッドホンをつくった。となると当然デザイン性とサウンドを両立させた、エポックメイキングな製品に違いない。「トライポート」はそんなイメージにぴったりの密閉ダイナミック型ヘッドホンだ。

140gの軽量ボディ、ドライバーユニットは35mmといえばかなり小型サイズだが、盛り込まれたノウハウが凄い。ドライバーと背面の空気層を巧みにコントロールする構造はトライポートテクノロジーと呼ぶ独自のものだし、さらに人間工学にもとづくイヤーカップの取付け角、最適なクランプ圧などなどBOSE伝統の音響心理、材料工学を総動員しているのだ。

しかし、実機ではそんな力みを少しも感じさせない感覚がいい。耳たぶまですっぽりと包み、しかもフィット感が軽やかなのだ。音漏れもほどんどない。サウンドはまったくキツさのない明瞭性が特徴だろう。あらゆる帯域でヌケがよく、なおかつ低音の量感と迫力も大型ヘッドホン並みだ。『ロード・オブ・ザ・リング』の岩が砕けるシーンでは、耳にサブウーファーが付いたような錯覚。色はシルバーとブルーの2タイプを用意。これは欲しくなるプレミアムなヘッドホンである。

(text:林 正儀)