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DZ-BD7H

HITACHI
DZ-BD7H (Wooo)

¥OPEN(予想実売価格19万円前後)

発売:2007年8月30日
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世界初のBD+HDDハイブリッドカメラ“Wooo”

ビジュアルグランプリ2008 ≪金賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2008 ≪技術賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2008 ≪ハイビジョンビデオカメラ(フルHD録画タイプ)≫受賞モデル

【SPEC】●撮像素子:1/2.8型CMOS、総画素約530万 ●レンズ:光学10倍ズーム、F1.8〜3.0 ●画角(35mm換算):動画時…約47.0〜470mm、静止画時…約34.5〜345mm ●映像記録方式:HDD/BD…MPEG4 AVC/H.264、DVD…MPEG2、SD…JPEG ●映像出力端子:8ピン特殊コネクター、特殊D端子、標準HDMI端子 ●その他端子:外部マイク入力、USB2.0端子 ●消費電力:約5.7W(HDD) ●最大外形寸法:約80W×87H×165Dmm ●本体質量:約630g

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

内蔵HDDに撮影記録後 BDへのダビングが可能

ブルーレイディスクによるデジタルハイビジョンワールドに新たな世界初の製品が登場する。日立は、ビデオカメラ”Wooo”シリーズに、8cmの BD/DVDドライブとHDD(30GB)を内蔵したハイブリッドBDビデオカメラ「DZ-BD7H」と、BD/DVDドライブのみ搭載の「DZ- BD70」の2製品を発売した。

今回の注目すべき要素は「撮る」、「見る」、「残す」すべての段階を通じて1,920×1,080のフルハイビジョンを前提とした設計だ。これは、すべて新規デバイスによって構成されている。

レンズは低歪設計レンズを用い、光学10倍ズームレンズを搭載。CMOSセンサは、米AltaSens,Inc.社と共同開発した1/2.8型総画素数約 530万画素、動画1,920×1,080画素、静止画2,400×1,800画素のプログレッシブ読み出し方式、原色カラーフィルターを採用。画素ピッチは2.09μmを実現した。

映像エンジンにはフルハイビジョン対応高画質画像処理回路「Picture Master Full HD」によるMPEG4 AVC/H.264圧縮を行う。さらに、世界初の「MBAFF」(適応型動き予測制御)に対応。画面を8100分割してブロックごとに最適圧縮符号化アルゴリズムを適応することで動きの美しさと高解像度を両立させた。

発表会の会場で試作機によるデモ映像をチェックしたところ、シャープで明るく力強い解像力があり、その実力の片鱗をうかがい知ることができた。

低消費電力・耐衝撃設計を施した8cmBD/DVDドライブを内蔵。8cmBDは片面1層で7.5GBもの大容量で、DVDと比べて約5倍もの容量を達成した。対応するBDメディアはBD-RE、BD-Rの両タイプを用意する。30GBのHDD内蔵ハイブリッドタイプのDZ-BD7Hでは、当然、内蔵HDD に撮影記録した後、BDへダビングすることができる。

今回の製品で最大のインパクトと言えるのは、ハイビジョンムービーの真打ち登場とも言える8cmBDメディアの採用だ。MPEG4 AVC/H.264による圧縮を行う本機では、最高画質の1,920×1,080ドットで約15Mbpsの撮影を行った際にも、片面1層7.5GBのディスク1枚に約1時間の撮影を行える。DVDに記録するAVCHDビデオカメラではどうしても撮影時間の短さが気になっていただけに、約5倍の記録ができる BDの登場により、ビデオカメラの記録メディアも新時代の幕開けとなった。(折原一也/「AVレビュー」2007年9月号より転載)