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PD-D6

PIONEER
PD-D6

¥76,190(税抜)

発売:2006年12月上旬
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ステレオ再生に特化したSACDプレーヤー

ビジュアルグランプリ2007 ≪SACDプレーヤー部門≫受賞モデル

オーディオ銘機賞2007 ≪デジタルプレーヤー部門賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2007 SUMMER ≪SACDプレーヤー部門≫受賞モデル

【SPEC】●周波数特性:SACD/4Hz〜50kHz(-3dB)、CD/4Hz〜20kHz(-1dB) ●SN比:SACD/110dB、CD/118dB ●ダイナミックレンジ:SACD/108dB、CD/99dB ●サンプリング周波数:2.8224MHz(DSD) ●アナログ出力(電圧):LR×1(RCA) ●デジタル出力端子:光×1、同軸×1(RCA) ●その他端子:SR-IN/OUT ●消費電力:15W ●外形寸法:420W×100H×340Dmm ●質量:5.5kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

シンプルに音のいい2chオーディオを楽しみたい。団塊世代をメインターゲットとしてパイオニアが投入するのが、ステレオ専用のSACD/CDプレーヤーだ。インテグレーテッドアンプのA-A9、A-A7と共通のコンセプトに立ち、「クイックレスポンス&オープンサウンド」をめざしたという。本機のポイントとなるのが、無帰還電源と同社オリジナルのスムースフローティングドライブメカだ。DAC部はバー・ブラウンの 192kHz/24bitチップによるパラレル動作で、S/Nやダイナミックレンジなどオーディオ諸性能は1.4倍という仕様だ。

パターン技術にも注力し、デジタル/アナログ部を分離したクリーングランドにてノイズを低減。インシュレータにはTAOCのハイカーボン鋳鉄を奢っている。CD再生時のレガートリンクPROとHi-bitは機能の目玉。

斬新とも奇抜とも言えるニューデザインだが、私には好ましい。本体ではスキップができないのかと思えた2個のボタンは、押し方次第で選曲もサーチもOKだ。サウンドはけれん味がなく、すっきりと爽やかだ。現代的なスピード感と中域にかけての適度な肉付きで、ボーカルの豊かな表情を引き出しているし、管弦楽の大がかりな編成も濁らずツヤのあるハーモニーを楽しませる。SACDは典型的なワイドレンジ再生だ。CDではレガートリンクが使え、高域が伸びた開放的なサウンドが満喫出来る。ハイブリッド盤ではリモコンでSACD/CDのエリア切り替えが可能。(文/林正儀)