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DVD-3930

DENON
DVD-3930

¥200,000(税抜)

発売:2006年8月下旬
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“DVDプレーヤー最終章”となるユニバーサルプレーヤー

ビジュアルグランプリ2008 ≪DVDプレーヤー(中級タイプ/10万円以上30万円未満)≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2007 ≪銅賞≫受賞モデル

オーディオ銘機賞2007 ≪デジタルプレーヤー部門賞≫受賞モデル

ビジュアルグランプリ2007 SUMMER ≪DVDプレーヤー(中級タイプ/10万円以上30万円未満)部門≫受賞モデル

【SPEC】●主な搭載デバイス:スケーラーREALTA、216MHz/14bitビデオDAC、アドバンスドAL24プロセッシング ●映像端子:HDMI×1、コンポーネント出力×2、D2出力×1、コンポジット×1、S2出力×1 ●音声端子:光デジタル出力×1、同軸デジタル出力×1、DENON LINK×1、アナログ出力(L/R)×1、5.1chチャンネル出力(FL/FR/C/SL/SR/SW)×1 ●SN比:120dB ●全高調波歪率:0.0008% ●ダイナミックレンジ:110dB ●周波数特性:DVD→2Hz〜88kHz(192kHz Sampling)、2Hz〜44kHz(96kHz Sampling)、2Hz〜22kHz(48kHz Sampling)、スーパーオーディオCD→2Hz〜100kHz、CD・Video-CD→2Hz〜20kHz ●消費電力:60W(待機時約1W) ●外形寸法:434W×139H×407Dmm ●質量:11.5kg ●カラー:SP/プレミアムシルバー

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

存在感豊かな「名作」の予感を感じさせる好製品

「DVD プレーヤー最終章」という思わせぶりな惹句をまとって登場する、価格21万円(税込)のDVD-3930は中堅機ではない。デノンDVD高級機の最新モデルといっていい。つまり、AVファンの次のような期待を背負う製品ということになる。「デノンの最新機種イコール、DVDのリファレンス。最も新しいということは、ある意味、最良のデノンDVDプレーヤー。」DVD-A1XVAの発売から8カ月が経つのだから、技術開発の進捗の急なAVの世界でそう期待されても無理はない。事実、本機を構成する、Teranexの10ビットI/Pコンバーター“REALTA”や216MHz14bitのビデオDAC(前機種DVD-3910は216MHz12bit)など技術要素の多くは、DVD-A1XVAから移植されたものである。後者はA1XVA同様、コンポーネントとコンポジット/S用に2基搭載した。オーディオ部にAdvanced AL24 Processing、192kHz/24ビットDAコンバーターを2ch/5.1ch用に各2基搭載(A1XVAは5.1ch用に3基搭載)するなど、最近のデノンの高音質技術も網羅されている。前進した機能にキーストン機能がある。この機能のないプロジェクターと組み合わせ、画質のロスを避けたい時に有効だろう。オーディオディレイ機能も新搭載だ。

DVD -3930で最も注目を集めるのは1080p映像出力。その効果は480p、720pと比較して非常に大きい。中心の被写体からデフォーカスした背景まで、画の密度感と透明感が違う。切れ味がある一方、映像がディスプレイ画面に張り付いたような安定感がある。REALTAの精確な動作と、A1XVA譲りの剛体設計、自社製ドライブメカによるジッター抑圧が功を奏している。基本的にA1XVAの性格を引き継ぐが、ソフトによってはっとするほど色気のある映像をみせる。冷徹な美学でうならせるのでなく表情の豊かさで引き込むタイプ、そのあたりがA1XVAとまた違ったDVD-3930の魅力といえる。 SACDマルチは『ジュリア・フィッシャー/ロシア・ヴァイオリン協奏曲集』を聴いた。独奏ヴァイオリンの端正な実在感と、オケの前後左右方向のなめらかな広がり感のコントラストが印象的である。ユニバーサルプレーヤーとしての充実、そしてDVDプレーヤーの現時点の集大成として、存在感豊かな「名作」の予感を感じさせる好製品がDVD-3930である。

(text:大橋伸太郎)