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DSP-N600

YAMAHA
DSP-N600 (Network Receiver)

¥95,000(税抜)

発売:2006年7月下旬
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ネットワーク機能やDAP連携機能を充実させたAVアンプ

【SPEC】●定格出力:95W×6 ●入力端子:アナログ音声×1、マルチチャンネル×1、デジタル音声(光×1、同軸×1)、コンポジット映像×4、S映像×3、コンポーネント映像×3、D4映像×3、iPodドック、USB、LAN ●出力端子:6ch×8、サブウーファー×1、デジタル音声(光×1)、コンポジット映像×1、S映像×2、モニター×1、コンポーネント映像×1、D4映像×1 ●入力感度/入力インピーダンス:200mV/47kΩ ●周波数特性:0/3dB(10〜100kHz) ●消費電力:250W(待機時0.1W) ●外形寸法:435W×171H×393Dmm ●質量:11.7kg ●付属品:リモコン、電池、FMアンテナコード、AMループアンテナ

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

LAN、USB、iPod。様々なデジタル接続に対応

デジタルオーディオとの親和性を高めた新世代のAVアンプ。LAN接続でPC内の音楽コンテンツを再生、USB接続でUSBメモリーやデジタルオーディオプレーヤー(DAP)内の音楽ファイルを再生、iPod端子と専用DockでiPod内の音楽ファイルの再生と、様々な形式・管理スタイルのデジタル音楽ファイルに幅広く対応する。

アンプ部の基本設計はDSP-AX559とほぼ同等とのこと。バー・ブラウン社製DAC採用を筆頭に、各部パーツの吟味で音質の底上げが図られている。

実際に聴いてみると傾向は確かにDSP-AX559と同様だ。ヤマハらしい自然なバランスを保ちつつ、中低域の量感を増した印象。映画・音楽ともに声の質感・存在感も適当で、ボーカルは特に気持ちよく聴けた。

機能面で特に注目したいのは、LAN経由での音楽ファイル再生だ。LANプレーヤーというPC周辺機器ですでに実現されていた機能ではあるが、それがAVアンプに統合されたことで、設置性、使い勝手、そして音質で、様々なメリットを得られる。ただ、LAN接続ではiPod/iTunesで標準扱いのAAC形式ファイル再生に対応していないのは残念。

また本機は、インターネット環境に接続することでインターネットラジオを楽しむことも可能だ。全世界の2,000局以上のインターネットラジオ放送局やポッドキャストのリストをオンスクリーン表示し、リモコン操作で選曲を行うことができる。

AVアンプの役割をオーディオソースの統合的な接続管理・再生とするならば、対応ソースをPCやDAPにまで拡大する本機のアプローチは、時代に沿った正常な進化。PC、DAPユーザーには自然に受け入れられるであろう。

(text.高橋敦)