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DSP-AX459

YAMAHA
DSP-AX459

¥48,000(税抜)

発売:2006年3月下旬
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【SPEC】●定格出力:90W×6ch ●実用最大出力:130W×6ch ●入力端子:アナログ音声信号×6、6ch×1、デジタル音声信号(光)×3、コンポジット映像信号×4、S映像信号×3、D4-ビデオ×3 ●出力端子:SP OUT×6ch 8端子、SUBWOOFER OUT×1、REC OUT アナログ音声信号×2、デジタル音声信号 光×1、コンポジット映像信号×1、S映像信号×2、MONITOR OUTコンポジット映像信号×1、D4-ビデオ×1 ●消費電力:250W ●外形寸法:435W×161H×391Dmm ●質量:10.5kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

圧縮音声ソースを高音質にする「ミュージックエンハンサー」採用

YAMAHA AVアンプの入門ラインが「DSP-AX#59」シリーズにアップデートされた。基本パーツの吟味による音質の底上げとDAP連携を意識した機能の搭載がシリーズ共通のポイントである。

「DSP-AX459」は最も低価格の製品だが、音質に関わる面は、バーブラウン社製DAC採用を筆頭に一つ上の「DSP-AX559」とほとんど変わらない仕様。一方AX559に譲るところは、専用Dockで接続してのiPod連携機能、ビデオコンバージョン機能、コンポーネント端子を非搭載といった機能面。だがそれらは誰にとっても必要な機能というわけではないので、それらを非搭載として価格を抑えたAX459は選択肢の一つとして魅力的だ。

音の方は、小型スピーカーとの組み合わせを想定して中低域の量感を増してあるのが特徴。今回はトールボーイ型と組み合わせての試聴となってしまい低域が強くなりすぎる場面も多かったが、小型スピーカーとの組み合わせではそれがよい方向に働くということだろう。メーカー側が想定環境をはっきり打ち出しているので、ユーザー側もそれを理解して選択すれば良い結果を得られるはずだ。

もうひとつ、圧縮音声ソースで失われている高域・低域を補完する「ミュージックエンハンサー」も大きな特徴。圧縮前の原音を再現しようというものではなく、一聴して効果がわかるエフェクト的な機能だ。特に低域は強烈に増加され、ドラムとベースは部屋を揺るがすような迫力が得られる。

(text.高橋敦)