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KH-C701

KENWOOD
KH-C701

¥OPEN(予想実売価格15,000円前後)

発売:2005年12月下旬
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Media KEGに最適なカナル型ヘッドホン

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

さらなる高音質を追求した音質マイスター監修モデル

音質追求の姿勢と実際の高音質で好評を得たケンウッドのDAPがアップデートされた。特にHDD搭載型「HD30GA9」は音質マイスター監修でさらなる高音質を目指した意欲作だ。

前機種からの強化点では、独自のロスレス圧縮「Kenwood Lossless」への対応、圧縮時に失われる高音域を独自アルゴリズムで推定し補間する「Supreme」の搭載が目立つところだ。特に、既存のMP3・WMAファイルをそのままに再生音質を向上させるSupremeは注目の技術だ。

もちろん、グランドラインとしても利用される非磁性ステンレス合金製高剛性シャーシ、デジタルアンプ、高音質パーツ採用などは引き継がれている。シャーシには新たに「fホール」形状が導入され、整振性はさらに向上した。操作系も前機種から引き継がれ、画面に常時表示できる操作ガイドを参照すれば迷わず操作できる。

メモリ搭載型の「M1GB5」は、前機種にMP3ダイレクト録音機能と同社製DAPリンク対応オーディオシステムとの連携機能を搭載。同社のDAP戦略に合わせて機能追加が行われた格好だ。

両機種には高音質イヤフォンが付属するが、今回はオプションのカナル型イヤフォン「KH-C701」との組み合わせを主にして試聴を行った。

HD30GA9の音はDAPの中では頭ひとつかふたつ抜けている。高域は詰まりがなく開放的。全体のバランスもよい。音の分離とそれぞれの音の緻密さはまさに「オーディオ」の域にある。解像度・繊細志向のKH-C701の特性とも相まって実にクリアな音だ。低域の量感、エネルギッシュな表現を求めるユーザーには付属イヤフォンの方が合うかもしれないが、厚みよりも輪郭を重視したKH-C701の低域も魅力的である。

M1GB5は元々の音がHD30GA9よりも活発な印象で、ロック・ポップスをメリハリよく聴かせてくれた。

(text.高橋敦)