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PIONEER
SE-DJ5000
￥14,000(税抜)
発売：1997年
DJ用ヘッドホンのロングランモデル
過酷な条件に耐えるタフな仕様が魅力
【SPEC】●形式：密閉型ダイナミック ●再生周波数帯域：5〜28,000Hz ●インピーダンス：55Ω ●最大入力：3,000mW ●出力音圧レベル：105dB/mW ●ドライバー：φ50mm ●プラグ：3Pミニ ●接続コード：R片出しカール約1.2m/伸張時約3m ●質量：約270g
※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。
レンジが広く低音もよく捉え、分解の高い再現力
ＤＪ用のプロフェッショナル・モデルとして開発されたヘッドフォンである。１９９７年の発売というからすでに５年以上のロングランとなる人気モデルである。
構造は遮音性の高い密閉型。50mm口径の大型ドライバーを採用し、大音量でのモニターにも耐える３０００ｍＷの高度な耐入力を備えている。接続コードは片出しのカールタイプ。ハウジングの回転や反転機構を持ち、ショルダーレストも備えてＤＪのさまざまな使い勝手に対応する。プロ用の過酷な使用にも十分に対応するタフネス設計である。
若干ソリッドな方向へ寄った感触を持ち、粒立ちがクリアでレンジも広く取れている。低域の分解能が高く、ベースの澄んだ音調が印象的だ。ピアノも伸びのいい響きを備えている。タッチは輪郭線の立った明確な感触。ボーイソプラノは余韻が豊かでハーモニーに透明感が高い。スリムで引き締まった音調である。響きにこもりがなく、無理なく広がった再現だ。オーケストラはソフトな質感で繊細。ぼってりした音調を排除している。レンジが広く低音もよく捉え、分解の高い再現力を確実なものとする。
（text：井上千岳）
