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PDP-503PRO

PIONEER
PDP-503PRO

¥1,350,000(税抜)

発売:2001年11月上旬
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モニター用途に特化したプロモデル
鮮やかで精細感ある画質

ハイビジョン信号をさらに高密度化する、ハイビジョンプログレッシブ処理技術採用

【SPEC】 ●ディスプレイ部外形寸法:1218W×714H×98Dmm ●ディスプレイ質量:39.2kg ●消費電力:348W

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

量感、力感の感じられる明るさが目を引く

パイオニアの第三世代パネルを装備したモニター仕様のプラズマディスプレイである。

パネルの画質改善は多岐にわたっているが、最大の進化は、パイオニア独自のワッフル構造をリファインして明るさを大幅に向上させたこと。画素間の光漏れを防ぐリブの深さを増し、パネル輝度で900cd/m2まで明るさを向上させることに成功した。また、発光制御の方法を改良することで、暗部階調の表現力を高めたことも見逃せない進化だ。

パネル前面のフィルターにもメスを入れ、赤や青の純度を高める改善を施し、外光反射率も大きく改善している。

これまでプラズマディスプレイでは見たことがないほどの明るさがまず目を引く。ただ明るいというのではなく、量感、力感の感じられる明るさだ。フィルターを改善した効果で黒の沈み込みも向上しているし、暗部階調の再現力も従来機よりきめが細かく、微妙な明るさの違いをなめらかに描き分ける。ただし、映画を見る場合は、明るさを抑えて自然な階調を引き出す調整が決め手になる。

青や赤の純度が従来機より向上しているため、放電現象で発光しているというより、フィルムの色彩をそのまま写し取ったような鮮やかさが堪能できる。

ハイビジョンは新パネルの解像度の高さを如実に見せつけ、強い印象を与える。リブを深くした効果は明るさだけでなく、精細感の向上にも貢献しているようだ。

(text:山之内正)