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DVD-S1200

YAMAHA
DVD-S1200

¥98,000(税抜)

発売:2001年6月21日
このモデルは生産を完了しています
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プログレッシブ、DVDオーディオ再生に対応したユニバーサル機

【SPEC】●入出力端子:映像出力(コンポジットビデオ2系統、Sビデオ2系統、コンポーネントビデオ1系統、D端子1系統)、音声入力(アナログ5.1ch1系統、2チャンネル1系統、デジタル出力同軸1系統、光1系統) ●消費電力:12W ●外形寸法:449W×99H×281Dmm ●質量:約3.5kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

ヤマハらしさに満ちた濃密な映像と音声

本機の内容は充実している。3-2プルダウンのプログレッシブ回路を積み、映像DACは54メガサンプリングの12ビット処理だ。オーディオ系についても、フルスペックの192kHz/24ビットDACを搭載。さらにディスクの反りや歪みを抑え、安定した回転をキープすべく大型12cmスタビライザーまで投入。極めて意欲的な、DVDオーディオ対応モデルだ。

ソニーのVPH-D50HTで見るスクリーン映像は、すこぶる緻密。細部までプログレッシブの滑らかさが行き渡っている感触だ。3-2プルダウンの動作も的確で、映画ソースでカクつくこともない実にスムーズなもの。それに色の冴えが、このクラスではトップレベルと言いたいほど素晴らしい。傾向としてはこってりと濃度感を持つのではなく、ややサッパリ気味の爽快系。

『アンナと王様』の白人女性の肌の透明感と、目に染みるような庭園の緑の美しさが印象的だ。サウンドはやや腰高傾向だが、高域にむけてすっきりとのび、レンジの広さを印象づける。DVDオーディオソースでは、さらに細部の分解能が高まり、滑らかなホール音場に包まれた。倍音成分の醸成が豊富なのだろう。192kHz/24ビット収録ソフトで、オケの色彩感と艶やかなハーモニーに酔った。

(text:林正儀)