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DVD-S840

YAMAHA
DVD-S840

¥55,000(税抜)

発売:2002年5月上旬
このモデルは生産を完了しています
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DVD-A/プログレ再生に対応した超薄型DVDプレーヤー

【SPEC】●音声出力:2系統(Mixd 2ch、5.1ch各1) ●外形寸法:435W×60H×258Dmm ●質量:3.3kg ●付属品:映像 / 音声RCAピンケーブル(1.5m)×1

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

使い勝手、サイズ、品位、価格のバランスが取れている

このところのヤマハは、AVアンプばかりでなく、プロジェクターやDVDプレーヤーにも力を入れている。ホームシアターシステム全体を自社ブランドで展開できるようになってきたわけだ。

これは、DVDオーディオに対応した超薄型DVDプレーヤー。高さは60mmであり、いかにも省スペース思想なのだが、ダブルボトム構造により高剛性を維持するなど、高品位への配慮は行き届いている。

ビデオDACは54MHz/10bitという、今日では標準的な仕様。しかし高性能プログレッシブ回路を搭載していて、フィルム映像の2-3プルダウン逆変換や、30Pソフトに対応している。

音声系については、192kHz/24bit仕様のDACを搭載。また吟味された高音質コンデンサーを使用するなど、音質対策を十分行っている。

機能としては、観終わったソフトの続きから再生できる、「ポジションメモリー」機能が訴求されている。

映像系のNR(ノイズリダクション)は「3DNR」「ブロックNR」「モスキートNR」の3種を選択、調整できるようになっている。このクラスとしても、こういう機能は珍しくないのだが、それを必要としないほどノイズと信号はよく分離されている。つまり標準状態でも、ノイズをあいまいにするのではなく、映像信号を明瞭に描いているわけだ。画質モードでは「シネマ1」が、滑らかな階調性を演出していて結構な効果だ。

デジタル接続の音は明快志向。CDもそうだが、DVDオーディオはさすがに繊細と透明感のある音場が容易に出現して、フォーマットの威力を感じる。使い勝手とサイズと品位、そして価格がよくバランスしている。

(text:吉田伊織)