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SA-14 Ver.2

MARANTZ
SA-14 Ver.2

¥270,000(税抜)

発売:2002年11月中旬
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好評機種に最新ノウハウを盛込みさらなる表現力の向上を実現

【SPEC】
●チャンネル:2 ●再生周波数範囲 2Hz-100kHz ●周波数特性 2Hz-50kHz(-3dB)●ダイナミックレンジ:113dB以上 ●外形寸法:458W×110H×392Dmm ●質量:11.8kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

価値あるクオリティアップ、最高水準の再現性を持つ

ディファレンシャル構成HDAM、電流帰還型送り出しアンプなどを搭載して好評のSA-14に、徹底したローノイズ対策と厳選高音質パーツを新たに投入するなど、最新の技術を盛り込んだモデル。これにより、音楽の表現力や空間表現力の大幅な向上を実現。

旧SA-14よりも2万円アップだがクオリティは明らかにそれ以上。旧型を現用されている人には申し訳ないが、本機はそれだけの価値がある。CD、SACD再生ともにS/N感が大きく違う。CDでの-60dB/-80dBの変換精度とSN比は文句なし。SACDでのS/N感、Dレンジ感も最高水準だ。適度な明るさの中に、実にきめ細かな音が聴こえる。フォルテピアノの立ち上がりの良さと清々しさ。クセのないピアノ。ホールトーンもたっぷりしていて音場の広がりも良好だ。SACD再生も全く破綻がなく、旧録音盤、最新録音盤のいずれも見事な再現性を持つ。複合型だが本機ならば高度に両立。

とにかく複合型はCD再生クオリティに難があったが本機は大丈夫。つまり、CDとSACDの2ch再生にこだわっただけあって、ノイズ対策、相互干渉などで大きな進歩があったのだろう。そして後方や側面から音を出すサラウンドには興味がなく、今後ともに前方2chで好きな音楽を楽しむという人に特にお薦めだ。DACの良さは特筆すべきだし、オーディオ回路のXLRバランス出力のクオリティも上質。バランス伝送可能なアンプを現用されている方はぜひ実行されたい。

(text:藤岡誠)