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DVD-1600

DENON
DVD-1600

¥59,800(税抜)

発売:2002年2月上旬
このモデルは生産を完了しています
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【SPEC】●出力端子:コンポジット映像×2、S映像×2、D色差映像×1、アナログ(LR)音声×1、アナログ(5.1ch)音声×1、光デジタル音声×1 ●周波数特性:2Hz〜88kHz(DVD192kHzサンプリング)●SN比:115dB ●全高調波歪率:0.0025% ●消費電力:10W(待機時2.0W) ●外形寸法:434W×82H×252Dmm ●質量2.9kg

※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート

映像は色がしっかりのった印象。ニュートラルなサウンドも特徴

DVDプレーヤーのローコスト化はいまに始まったことではないが、プログレッシブ、DVDオーディオ対応とますますコストパフォーマンスを高めている。本機もその代表機といえ、この仕様には驚かざるを得ない。

映像にはプログレッシブ回路を搭載。高精度なデコーダーにビデオDACは10ビット/54MHzとしている。ただしコンポーネント出力はD端子のみで同軸は非装備。音声はDVDオーディオ対応で当然DAコンバーターは192kHz/24bitだが、ここにデノンのオーディオ技術が投入されているであろうことは間違いない。またビデオ回路の電源をオフにするオーディオ・オンリー・モードも装備されている。デジタル出力は光のみである。

映像は濃厚ではないが、色のしっかり乗った確かな感触。54MHzらしい輪郭のきめ細かさも感じられる。上級モデルに比べると細部に若干ノイズの絡む傾向も見られるが、通常は破綻のない絵だ。フォーカスや遠近は多少甘くなるものの、素直な質感を備えている。音調には嫌味がなく、セリフも素直に出てくる。低域にこもった感触がなく、聴きやすい音だ。効果音などやや腰が軽く、炸裂するシャープな迫力は控えめ。音楽音は分離よく描かれている。DVDオーディオはもうひとつ厚みの欲しいところだが、くせがなくまとまりのいい出方である。

(text:井上千岳)